XRPエコシステム構築に向けて動き出したリップル

リップル社は金融サービスの送金にファーカスし、RippleNet、xCurrent、xRapid、xViaなどのプロダクツを展開していました。

他の仮想通貨と比べれば異色で、発行枚数のすべてをマイニングではなく、リップル社が発行したことや承認(コンセンサス)方法においても、validator(バリデータ)と呼ばれる信頼できる一部の承認者のみで行われる中央集権的な方法であるため、ブロックチェーンとはいえないという意見すらありました。

ただ、このためリップル社で意思決定が出来るため、ビットコインのようにコミュニティを要する仮想通貨と違い、スピードを持って意志決定できることにより、数多くのプロダクツや提携、実証実験を行なうことが可能であったように思います。


今までリップルは仮想通貨リップルXRP)はありましたが、送金で仮想通貨を使うことはなく、リップルプロトコルを使ったツールでしたが、今回発表されたXpring(スプリング)はXRPを普及させるため、実績のある企業やプロジェクトに対し、出資、発展支援、買収、補助金を提供するようです。

ICOとはちょっとちがうような感じなんですかね。

XRPの速度、スケーラビリティ、安全性を売りに、身分証明、金融取引、ゲーム、仮想商品、トレーサビリティ、不動産、保険、デジタルメディアなど様々な分野で使用できるようにするようです。

XRP発行数をリップル社がコントロール出来る状況にあるため、各国の中央銀行が発行する法定通貨と同じリスクを持っていると言えます。
そのためどこまで受け入れられる疑問視する声もありますが、プロモーション戦略の上手なリップル社ですから普及しそうにも思います。

また、イーサリアムのスマートコントラクトのような機能を実装するような可能性もありそうですね。

 

https://jp.techcrunch.com/2018/05/19/2018-05-14-ripple-xpring/

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