「IoT家電を使って仮想通貨が稼げる世の中」夢物語ではないかも?

ジャスミー株式会社の目論見として、「IoTのセキュリティ問題をブロックチェーンを使って解決する」というものがあるようです。
『ジャスミー株式会社』は元ソニー社長の安藤国威氏を代表取締役とした、IoT向けのプラットフォームおよびソリューションの提供を行う企業です。

2016年9月〜10月にかけてのマルウェア「Mirai」によるIoTデバイス侵入攻撃などもあり、IoT普及の際の課題のひとつとしてセキュリティ問題が挙げられています。この問題は、多くのIoTデバイスのセキュリティ設定がデフォルトだったために起こりました。

ジャスミーはこういったIoTの課題について、KYCのモノ版であるKYM(Know Your Machine)という仕組みをブロックチェーン上に構築し、そこにスマートコントラクトを組み合わせることで頑強なセキュリティレベルを構築、解決できるとしています。
また、これだけではビジネスモデルとして弱いため『IoT機器使用ユーザーのデータを企業と取引するデータマーケット』の組成についても考えているとのこと。

ユーザーデータの販売については『使用データの所有権はユーザーにあるもの』とし、「ユーザーの承諾を得る」「承諾を得た場合個人特定できないようにする」のはもちろんということです。
そして、データの売上分からポイントのような形でのユーザーへの還元を考えているとしています。

生きているだけでポイントが稼げるサービスが既にあるようで驚いています。家電を使って仮想通貨がもらえる世の中も、課題は多そうですがすぐ近くに見えている感じがします。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1909/17/news029.html

『当コンテンツはICO研究室のサイトから情報の提供を受けています。更新情報がある場合がありますので、興味がある情報はICO研究室のサイトをご確認ください。
https://www.ico-japan.com/