織田信長と通貨システムと価値観の創出

放送中の大河ドラマ麒麟がくる」に織田信長が登場しました。

信長は、経済をとても重視する戦国武将でした。
旗印のデザインにも貨幣「永楽銭」を使用していました。

戦国時代は通貨システムが非常に不安定でした。
多くの種類や低品質な通貨が混在していて、各地の戦国大名がそれぞれで規制していたからです。

信長は種類や品質毎に換算レートを定めることによって、多様な通貨を排除することなくシステムを安定させて流通量も増やしました。
高額決済を容易にするために、金銀のレートも併せて定めました。

信長は新たな価値観も創り出しました。
家臣の茶会を許可制とし、茶人を引き立て、茶器を買い集めることで、茶道具の価値をただの焼き物から最上級の褒賞へと高めました。
「国1つよりも珠光小茄子(茶入れ)が欲しかった」と家臣に言わしめたのは、信長が茶道具収集を始めてから13年目のことでした。

同様に新たに創り出された価値である仮想通貨も、ビットコインの運用開始から11年目になりました。
こちらの価値も、今後、さらに高まっていくのでしょうか。

信長、統一への戦いを支えた新金融改革|みがく経営|日経BizGate
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