ブロックチェーンが牛肉に付加価値を与える

アメリカ西部で、ブロックチェーン技術で牛肉に付加価値を与える取り組みが行われています。

ワイオミング州に拠点を置くビーフチェーン(BeefChain)は、畜産農家向けにUSDA(アメリカ農務省)認定のブロックチェーン技術を提供しています。
牛肉の価値を高めたい農家は、ビーフチェーンが用意する「年齢と出身地を認証するプログラム」、「ホルモン剤抗生物質不使用を認可するプログラム」などに申請します。

年齢、所属、育て方、健康状態などの家畜に関するデータは、監査担当者による抗生物質の発見のような不利益な情報も含めて記録されます。
出荷先は、QRコードをスキャンして全生涯IDを追跡できます。
改ざんが難しいブロックチェーンに書き込まれることにより、確実で信頼できると認められるため、市場に付加価値を訴求できます。

安心できる物を食べたいという消費者の期待に応えることが、生産者にとっても利益になるのですね。

食肉の管理にブロックチェーンを使用する試みは、日本でも行われています。

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