日本酒の偽造対策もお薦め料理もブロックチェーンで

日本酒の国内出荷量は、ピークだった1973年の1/3以下にまで減っています。
一方で輸出量は増え続けており、2019年には約247憶円にもなっています。

需要の増加に伴い、偽造品や温度管理が不十分な商品が多く出回っています。
これを受け、世界四大会計事務所の1つであるアーンスト・アンド・ヤング(EYErnst & Young)の日本法人であるEY Japanが、ブロックチェーンを用いた日本酒のトレーサビリティシステムを開始します。

消費者はボトルのラベルに印刷されたQRコードをスキャンすることで、原料や仕込みなどの情報、流通経路における温度管理などの情報、さらには相性のいい料理などを閲覧することができます。
サービスは、英語、中国語、韓国語に対応しています。

日本酒の品質を保つ最適温度は5度とされますが、海外のほとんどの配送業者やレストラン、小売業者は適切な取り扱い方法を知りません。
サプライチェーン全体で詳細な温度記録を保持することで、業者への啓蒙にもなり、品質の維持に繋がります。
生産者も海外での追跡情報を把握できるため、マーケティングにも使用できます。

アーンスト・アンド・ヤングは、昨年5月にDLTプラットフォームをBlockchain Wine Pte.Ltd.に提供し、アジアの市場での欧州ワインのトレーサビリティを既に行っています。

この技術をより活かすのは、日本酒と欧州ワインのどちらになるのでしょうか。
第三国での対決とは、まるでサッカーのトヨタカップみたいですね。

日本酒輸出をブロックチェーンで追跡──偽造品・温度管理対策、輸出規模は200億円超 | CoinDesk Japan | コインデスク・ジャパン
日本酒の海外輸出量が拡大するにつれ、偽造品や温度管理が不十分な商品が出回るなどの問題が生じていることを受け、世界4大会計事務所EYの日本法人であるEYジャパンが、ブロックチェーンを用いた日本酒のトレーサビリティ・システムを開始する。…



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