ブロックチェーンで少しだけでも銃社会を安全に

銃社会と呼ばれるアメリカでは、銃の乱射事件や誤発砲事件が後を絶ちません。
個人・団体を問わず銃を所持する権利が憲法で保障されていることから、所有自体を禁止することは不可能といわれています。

この状況下での対策が、ジョージア州の民間企業Blocksafeが普及させようとしている、所有者本人でなければ発砲できない承認機能を備えた「スマートガン」です。
スマートガンにはブロックチェーン技術が搭載されており、登録することによって銃の有効・無効化、発砲記録、所在などが記録されてトラッキング可能になります。
オーナーと権限者以外だと銃のトリガー自体にロックが掛かるため、容易に発砲できません。
ブロックチェーン上の情報は匿名性を保ったまま管理されるので、政府や第三者に見られることはありません。

一方で、導入には根強い抵抗があります。
約400万人の会員を抱え「全米最強のロビイスト」と呼ばれる全米ライフル協会は、「スマートガンの存在は反対しないものの、スマートガン以外の購入・所持を禁止することには反対である」と意思表明しています。

Blocksafeが設立された2014年の1年間で、親の銃による子供の自殺は532件、誤射による死亡事故は74件にも上りました。
スマートガンが普及していれば、その分だけ死者数は少なかったかも知れません。

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銃社会と呼ばれるアメリカでは、銃の乱射事件や誤発砲事件などが後を絶ちません。 また違法な銃の輸出入も行われていることや、個人・団体問わず銃を所持する権利が憲法で保障されていることから、銃所有自体を禁止することはほぼ非現実的といわれています。...



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