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南米アルゼンチンの移民局が、ランサムウェア攻撃を受けて機能不全に陥り、4時間にわたって国境の通過を停止しました。

今回のランサムウェアNetwalker」は、盗み出した情報を暗号化によってロックし、解除のために身代金を要求するというものです。
ハッカーは盗み出したデータの身代金として、200万ドル相当のビットコイン(BTC)の支払いを要求しました。
また、盗み出されたデータのスクリーンショットが掲載され、指定期間内に支払いがなければデータを公開するという脅迫付きでした。

身代金は1週間で400万ドル相当(355BTC)まで増加しましたが、移民局は支払いに応じていません。
機密情報や個人情報の漏洩はないとしています。

ランサムウェアを使う攻撃者は、基本的に明確な標的を定めず、ウイルスメールをばらまくといった方法で広く無差別に攻撃を行っていました。
しかし2018年頃から、明確に標的を定めて身代金を支払わざるを得ないような状況を作り出すため、ネットワークへの侵入やデータを公開するという脅迫を取り入れる攻撃者が現れています。

最近では、カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部(UCSF)も同じランサムウェアの被害に遭っており、こちらは身代金として114万ドル相当のビットコインを支払っています。
盗み出されたのは、新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)の研究データだったという話もあるようです。

アルゼンチン移民局がランサムウェア被害 身代金にビットコイン要求

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