=?ISO-2022-JP?B?GyRCN1A6UUZDNmgbKEI0MBskQjx+Ry8kTj88JTslcyEiQGg5VCVGJTklSEp9PDAkRzojOGUkYkgvRTgbKEI=?=

中国の深セン(Shenzhen)経済特区が設立されてから、今年でちょうど40年です。

40年の間、年平均20%を超える成長を続け、人口は43倍、GDPは1万4千倍になりました。
今では、毎秒8万5,000元(約132万円)を生み出すイノベーション都市です。
ファーウェイ(Huawei/華為技術)、テンセント(Tencent/騰訊)など著名な中国企業の本社が連なり、世界500強企業のうち300社が拠点を置いています。
人口3万人の漁村に過ぎなかった深センが、なぜここまで発展したのでしょうか?

深センは、1997年までイギリスの植民地だった国際金融都市・香港に隣接するという地理的重要性から、1979年に市に昇格しました。
翌1980年に改革開放路線の一環として経済特区が指定されたことで、製造業の集積地としての発展が始まりました。
対外開放が貿易を盛んにし、外資が集まり続けることで金融も絶え間なく発展しました。
さらに、試験的な取り組みとして世界の先進技術を学んで率先して取り入れてきたことが、ハイテク分野の発展を主導することへと繋がりました。

現在、隣接する香港の国際金融都市としての地位が揺らいでおり、また、中国ハイテク企業が外国市場から排除されようとしています。
どちらも深センにとって大きな課題ですが、深センの人々は意外と楽観的に捉えているようです。
深セン特区の機能、つまり、先行テストによって新たな経験を生み出していく方法はまだ必要とされている。」
〜中国(深セン)総合開発研究院・樊(ファン)院長

深セン最大の強みは、地理的重要性でも経済力でもなく、新たな取り組みを率先して行う姿勢なのかも知れません。
「市場は我々よりも聡明であると信じることだ。
企業も我々より聡明であり、多くの状況は我々が思い付かないところに、早晩到達する。」

実に前向きですね。

「不惑」の深セン 今後も先行テスト方式で発展へ

『当コンテンツはICO研究室のサイトから情報の提供を受けています。更新情報がある場合がありますので、興味がある情報はICO研究室のサイトをご確認ください。
https://www.ico-japan.com/