=?ISO-2022-JP?B?GyRCJSwlOUJlJGI/TUwxODUkRyEiQ2Y5cSROOXEySCVWJW0lQyUvJUElJyE8JXMkTjtFQUgkXxsoQg==?=

秋分を過ぎて、そろそろ次のブロックチェーンの季節ですね――なんていう挨拶が中国で生まれるかも知れません。

ブロックチェーン技術の追跡可能性(トレーサビリティ)や効率性のメリットは享受したい、しかし分散化や仮想通貨による取引は必要ない……、ならばどうしましょうか。

中国の国家ブロックチェーンインフラプロジェクト「BSN(Blockchain Service Network)」は、さまざまなブロックチェーンを組み合わせて使用するインフラプラットフォームで、Dapp(分散型アプリ)開発者に標準化された開発環境を提供します。
国内の規制の関係上、国際版(BSN International Portal)と国内版(BSN China Portal)に分かれており、4月に公開された国際版に続き、11月後半に国内版がパブリックチェーンの提供を開始します。

国内版は中国市場向けにローカライズされており、24種類の分散型パブリック・ブロックチェーンを規制当局が監督する許可型(Permissioned型)に変え、取引手数料の支払いも全て人民元に置き換えられています。
「グローバルなブロックチェーンコミュニティの中で非常に評判の高いパブリックチェーン」24種類は元の名前ではなく、二十四節気立春啓蟄夏至秋分など)に基づいて呼ばれます。

国内版とは違い、国際版ではパブリックチェーンが許可されています。
こちらはイーサリアム(Ethereum)・イオス(EOS)・テゾス(Tezos)など、40種類のブロックチェーンを順次統合する予定です。
BSNはデータセンターを自ら保有しておらず、海外ではAWS(アマゾン)・マイクロソフト・グーグルのクラウドサービスを利用しています。
……えっ、アメリカ企業頼り!?
「5GやAIのような他の新興テクノロジーのようにアメリカの議員からの抵抗に直面していない理由の一部は、ブロックチェーン技術があまり理解されていないからではないだろうか。」
〜調査会社ユーラシアグループ技術担当 トリオロ部長

BSNアメリカの議員に注目される頃には、米中関係の冷え込みはどうなっているでしょうか。
季節は間もなく寒露を迎えます。

中国のBSN、24のパブリックチェーンを許可型にローカライズ:内部文書 | CoinDesk Japan | コインデスク・ジャパン

『当コンテンツはICO研究室のサイトから情報の提供を受けています。更新情報がある場合がありますので、興味がある情報はICO研究室のサイトをご確認ください。
https://www.ico-japan.com/