テザー社が再燃!?訴追の次は24億円を要求する脅迫状

ステーブルコインのテザー(Tether/USDT)を発行するテザー社は、訴追から1年半を経てようやくニューヨーク司法当局(NYAG)と和解しました。
これでテザー社も一息つけるだろうと思いきや、今度は匿名の人物からビットコイン(BTC)24億円を要求する恐喝を受けました。
同社は要求に応じず、当局に脅迫文書を提出して捜査に全面的に協力する姿勢を示しました。

ビットコインは本人確認などのプロセスを経なくても個々のウォレットに紐づくアドレスと秘密鍵のみで取引できるので、匿名での恐喝も可能なんですね。
ただし、匿名とはいえアドレスの取引情報(トランザクションデータ)は全てブロックチェーン上に記録されています。

仮想通貨の中には取引情報の匿名性も確保したプライバシーコインと呼ばれるものもありますが、犯罪利用の懸念から次々と取引所で上場廃止になっています。
その1つであるダッシュ(DASH)も、かつて「世界初のプライバシー特化の仮想通貨」とうたっていましたが、今年になってからは「匿名通貨ではない」とブログ等で主張しています。
規制当局の取り締まりが厳しくなった中での日和見的な態度に、批判が飛び交っていますけどね。

テザー訴追と和解、匿名通貨の上場廃止――、仮想通貨を規制する側も規制される側(あなたも含みます!)も、まだまだ手探りでの対応が続きそうですね。

テザー社が声明、仮想通貨500BTCの支払い求める脅迫を受け
テザー社は1日、公式ツイッターで匿名の人物から約24億円に相当する暗号資産(仮想通貨) ビットコイン(BTC) を身代金として要求する脅迫を受けたことを公表した。犯人らは明日まで指定のBTCアドレスに500BTCを送金しなかった場合、「ビットコインのエコシステムに害をもたらす」書類をリークすると脅迫している。...



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