スポーツチームに投げ銭できるサービスEngateを9月開始、NEMブロックチェーンでトークンを発行

投げ銭といえば、早くから個人同士で投げ銭コミュニティがあるMONAコインが有名ですが、Engate(エンゲート)はNEMブロックチェーンを使ったトークンを発行して、スポーツチームや選手に投げ銭で応援する「投げ銭コミュニティ」サービスです。

現在、 ハンドボール、サッカー、フットサル、野球、格闘技、バスケットボール、バレーボール、ラグビーの8競技20チームの協力を得てるそうです。

Engateの注目すべきこと下記の2点になろうかと思います。
・発行するトークンは仮想通貨とは違いポイントに近いもの
ICOで資金調達を行わないこと

Engate(エンゲート)が発行するトークンは保管や移動はEngateのサービス内で完結する形としているため、仮想通貨とは違う形となります。
そうすることでウォレットで必要で面倒な秘密鍵の管理をなくし、一般の人が参加しやすい方式にしたようです。

また、Engateのサービス内で完結することやICOを行わないことで、法的フレーワークは資金決済法が定める「仮想通貨」ではなく、「前払式支払手段」となるため、SuicaPASMOと同じ扱いになり、国が定める規制のハードルはかなり低くなるのでサービスインをしやすくなるようです。

同じようなスポーツを支援するブロックチェーンプロジェクトはたくさんありますが、秘密鍵の管理をなくし、一般の方が参加しやすいEngateは、他のプロジェクトよりも普及しやすいように思います。

もちろん、仮想通貨で行ったほうが、その流動性の高さから価値が高まりやすいので、ユーザを獲得し、金融庁規制緩和があれば、仮想通貨の機能を導入していくこともあるのかも知れません。

トークン発行というと、どうしても仮想通貨前提で考えてしまいがちですが、国内サービスを中心に考えるプロジェクトにおいては、トークンをサービス内での完結し、規制を回避する方法は参考になるやり方なので、ICO研究室でも注目しています。

https://jp.techcrunch.com/2018/07/17/engate-cheer-for-sports-with-tokens/

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