ビットコインで1000億円を手にした仮想通貨の申し子が率いる起業家たちが災害復興にあえぐプエルトリコで「ブロックチェーンの理想郷」を築こうとしている

ICOで約1100億円の資金調達をしたことで有名なEOSのプロック・ピアス氏を始め、ブロックチェーン起業家たちで構成するRestart Weekは、ハリケーン災害によってインフラまでも失ったプエルトリコで、ブロックチェーンによる社会復興をおこなっています。

Restart Weekはブロックチェーン技術によって、銀行や貨幣なしでの取引、選挙投票などを実現し世界最先端の技術的な理想郷を作るのが目的のようです。

しかし、植民地化の歴史的な背景があるプエルトリコにしてみれば、当時のアメリカやスペインの言い分と同じように聞こえるのか、まずは信頼関係を築いてプエルトリコ人のやり方に従ってほしいとの気持ちが強いようです。

そのため、ピアス氏を始めとするRestart Weekのメンバーは、プエルトリコの再建プログラムから離れつつあります。

私もテクノロジーを愛するテクノロジストのためか、ブロックチェーン技術をフル活用した社会復興は、プエルトリコを大きく発展させるでしょう。

ただ、これがプエルトリコのための復興プロジェクトとなりますと、信頼関係を築きプエルトリコ人にあったやり方でやるしかないと思います。

はやり、ブロックチェーン技術による理想郷のであれば、米非営利機関シーステディング・インスティチュート(The Seasteading Institute:TSI)がポリネシアでおこなっている、人のしがらみも歴史もないまっさらな海上自治国家シーステディングのようなところでやるべきなんでしょうね。

こういった問題は再建を急ぐプエルトリコだけの問題だけではないように思います。

ブロックチェーン技術に戸惑う社会や、改革を必要とされている業界においても、同じことが言えそうですね。

「やれやれ、インターネットの次はブロックチェーンか・・」(苦笑)

 

 

https://gigazine.net/news/20180817-crypto-utopia-puerto-rico/

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