安全に野生鳥獣の肉を食べたい

野生鳥獣の食肉である「ジビエ」が日本でも注目されるようになりましたが、スーパーではあまり見掛けません。

希少植物の食害、交通事故、農作物を荒らすなどの鳥獣被害は深刻化しており、被害額は毎年200億円前後に上ります。
被害を防ぐためには狩猟によって数を減らさなくてはなりませんが、猟師は年々減り続けています。
狩猟が仕事として成り立たないためです。

食肉として流通に乗せることができれば、鳥獣駆除で利益を生み出すサイクルが実現します。
世の中に受け入れられるために必要不可欠なのが安全性です。
それを担保するのが、獣種、捕獲地、加工者、加工日、内容量、保存方法などのトレーサビリティです。
既存の物流管理システムがなかったジビエでは、この構築にブロックチェーン技術を採用しました。
狩猟は個人単位で行われるため作業が属人的になってしまいがちですが、いつ誰がどのように作業をしたのかが記録として残るので、標準化にも繋がります。

ともあれ、消費者の1人としては、「安全で美味しい物を食べたい」の一言に尽きます。

ブロックチェーンの活用で「害獣」を地域の資産へ――日本ジビエ振興協会がゼロから挑む、安全なジビエ食のサプライチェーン構築 | GEMBA - "現場"の未来を切り拓くメディア

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