福島でブロックチェーンを使った地域通貨が運用開始

福島県にある会津大学で、ブロックチェーン技術を使ったデジタル地域通貨の運用が始まりました。
ブロックチェーン技術による地域通貨の運用は、国内で初めてです。

「白虎」と名付けられたこのデジタル通貨は、大学の食堂と売店で使われています。
利用するにはスマホに専用のアプリをダウンロードし、あらかじめレジでチャージしておきます。
販売員が商品の値段を入力することでタブレットに表示されるQRコードを、スマホのカメラで読み取って支払いを済ませます。
今後、会津若松市内でも、利用できる店舗を増やす予定です。

開発したのは、東京が本社で会津若松にも拠点を置く創業4年のITベンチャー企業ソラミツです。
PayPayや楽天ペイといった一般的なQRコード決済では、利用者が小売店や飲食店などで支払いを済ませた後、QRコード決済の事業者が情報を取りまとめて店舗の銀行口座に送金するため、店舗がお金を受け取るまでに時間が掛かっていました。
白虎では、ブロックチェーンの仕組みを使うことで店舗側がすぐにお金を受け取れます。

白虎隊の隊員も、こんな形で名前が使われるとは思ってもみなかったでしょうね。

ソラミツは、カンボジアでも中央銀行と共同でデジタル通貨「Bakong(バコン)」を開発し、昨年7月からの実証実験で1万人以上が利用しています。
買い物などの決済に使えるほか、企業や銀行の間のお金のやり取りにも使われています。

「ブロックチェーン」使ったデジタル地域通貨の運用開始 福島 | NHKニュース

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