商標登録申請済み、欧州連合はデジタルユーロに前のめり

欧州連合EU)は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実現に向けた研究は行っているものの、発行は決定していません。
でも、名前は先に決めちゃったようです。

欧州中央銀行(ECB)が、欧州連合知的財産庁(EUIPO)に「デジタルユーロ」の商標登録を申請しました。
申請情報では、4つの分野が登録されています。

  • オンラインでの商取引やトークンの管理を可能にするハードウェアとソフトウェア

  • 金融・貨幣・銀行サービス

  • プログラミングサービス

  • 電子商取引の分野におけるユーザー認証サービス


内容には、分散型プラットフォーム上で商品やサービスの決済手段に用いたり、さまざまな機能やブロックチェーンの構築・操作へ使用することや、ブロックチェーン上での設計・開発、コンサルタントが提供するアドバイスなども含みます。

ECBは2019年にプライバシー保護と法的順守について調査を行い、いくつかの課題を残しつつも、資金洗浄・テロ資金供与対策(AML/CFT)を行いつつユーザーの身元情報や取引履歴などのプライバシーを匿名に保つシステムの開発については可能だと報告しています。
こうした調査結果などを踏まえて検討しているようですが、先に特許申請を行うあたり、かなり前向きな姿勢であることは確かなようですね。

「デジタル・ユーロ」を商標登録申請──欧州中央銀行

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