日銀が中央銀行デジタル通貨実証実験を2021年度実施

現時点で発行計画はない、しかしデジタル化の進展に対応できる体制は必要――。

日本銀行は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)のうち個人や企業が幅広く利用する「一般利用型CBDC」について、2021年度の早い時期に概念実証(PoC)を行う方針です。
概念実証は、3段階が想定されています。

  1. 発行・流通・還収の基本機能を検証

  2. 金利を付けたり保有上限を設けたりする周辺機能を検証

  3. 必要であれば民間事業者や消費者が参加してパイロット実験を行う


同時に、以下についても検討していきます。

  • 中央銀行と民間事業者の協調・役割分担のあり方

  • 発行額・保有額制限や付利に関する考え方

  • プライバシーの確保と利用者情報の取扱い

  • デジタル通貨に関連する情報技術の標準化のあり方


韓国も2021年に実証実験開始予定ですし、欧州連合EU)も2021年の実証実験を検討しています。
仮想通貨やデジタル人民元など自国以外の通貨の流通が増えれば、金利の調節など金融政策の効果が及ばなくなる……、そんな恐れから、各国で取り組みが加速しているようですね。

日銀「中銀デジタル通貨」(CBDC)の実証実験、21年度早期に実施へ | CoinDesk Japan | コインデスク・ジャパン

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