ドル覇権が揺らいでも、ドルに依存する仮想通貨

1年前、世界経済フォーラム(WEF)が、「ステーブルコインによって世界の米ドル依存が和らぐ」との見解を示しました。
しかし、1日の取引高が500万ドル(5億3000万円)を超えるドル連動型ステーブルコインは6種類以上存在するのに、ドル連動型以外のステーブルコインは未だにありません。

――なぜ?

ドルに連動する自律型ステーブルコインのダイ(DAI)は、当初、IMF国際通貨基金)のSDR(特別引出権)に連動する予定でした。
SDRは、IMF加盟国間で勘定単位として使われるドル、人民元、ユーロ、英ポンド、円の5つの通貨のバスケットで、IMFが5つの通貨を慎重に検討して設定します。
しかし、そうはなりませんでした。
「人々はSDRではなくドルで考えるため、最終的にはドルが選ばれた。」
~ダイ開発の元メンバー コンティ氏

仮想通貨とドルの相互依存は続きそうです。
何しろ、ドルと連動していないはずのビットコインイーサリアムですら、多くの人は取引手数料をドルで換算するのですから。

ドル依存高まる暗号資産は問題か──揺らぐアメリカとドル覇権 | CoinDesk Japan | コインデスク・ジャパン

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