寒波で大規模停電、マイニングプールは電力の調整役になるか

アメリカのテキサス州が非常事態宣言――

猛烈な寒波に見舞われたテキサス州では、400万件以上に及ぶ大規模な停電が発生しています。
気温が氷点下に落ち込んで暖房の需要が急増する中、寒波の影響で発電所施設の稼働が停止するなどの悪条件が重なったためです。

ビットコイン価格の高騰もあり、マイニング事業への投資の高まりから中国に集中していたマイニングが世界へ分散されつつあります。
アメリカはその筆頭ですが今回の大規模停電の影響を受けており、マイニングプールの大部分をアメリカ国内に置くLuxor Technologiesは、ハッシュレートが40%も低下しています。
一方で、高まる電力需要による電力価格の高騰を利用し、使用していない電力を売り戻すことで大きな利益を上げたマイナーもいたようです。

テキサス州で大規模な停電が起きても、世界中に分散化されている仮想通貨のネットワークへの影響はありません。
でもテキサスの例を見ると、逆に地域の電力需要の調整役をマイナーが果たせるのかも知れませんね。
余剰電力のマイニングへの活用に前向きなウクライナでは、昨年、エネルギー・環境大臣がこう発言しています。
「新たな経済や新たなアプローチ、新たな市場モデルが誕生する。」

寒波による大規模停電の影響がマイニング企業に波及=米テキサス州

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