国連がブロックチェーンが気候変動や難民対策に有効だと主張

国際連合は、気候変動対策にブロックチェーンが有効であるとの見解を示しています。

最も評価しているのは透明性です。
各国から公表されている温室効果ガス排出量のデータには、都合よく操作された信頼性が低いものも多く含まれています。
ブロックチェーン技術はデータの改ざんや不正行為を防ぐことができ、信頼できる透明性の高い取り引き記録が得られるため、不完全で信用できないデータの特定に役立つと見られています。

環境問題ということでは、ブロックチェーン自体も、仮想通貨のマイニングで1国を超えるほど電力を消費していることが問題視されています。
その他の克服しなければならない技術的・政治的課題についても国連は認識しており、その上で、いずれ解決されると楽観視しています。

この国連の態度は、ブロックチェーン技術を用いて重要なプロジェクトを実現してきたという実績があるからです。
世界中の人々に支援の現金を届ける国連機関である世界食糧計画(World Food Programme:WFP)は、ヨルダンの難民キャンプやパキスタンで、地元の銀行を経由せずとも現金を必要としている人に確実に届けることに成功しました。
環境問題では、違法なマグロ漁の取り締まりや、温室効果ガスの排出削減量の売買、再生可能エネルギー導入の促進などで検証を進めています。

国連のような大きな組織はどうしても鈍重なイメージがあったのですが、どうやら意外とフットワークは軽いようです。
プロジェクト実現のために新たな技術を取り入れることも辞さず、それによって自信と理解も深めているんですね。

国連がブロックチェーンに期待する理由...気候変動対策や難民支援に有効
スイスにある国連ジュネーブ事務局。 AP Photo/Markus Schreiber 国連は、 ブロックチェーン技術 の活用により、気候危機へ立ち向かうことができると述べた。 「暗号通貨の最もよい点の1つは透明性であり、我々もそこに関心がある」と述べている。...



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