NFTを生成するNFT「自己複製装置」の価値は4億円

1年前(2021年)、イギリスの老舗オークションハウスPhillips(フィリップス)が初めてNFT(非代替トークン)を取り扱い、3億7,000万円で落札されました(手数料も含めると4億5,000万円)。

このNFT「REPLICATOR」は、一見するとアメリカのロサンゼルスのオフィスに設置されたコピー機のデジタルアートです。
しかしそれだけに留まらず、この作品自体が約1年間、新たなNFTを生成し続けるのです。
まさに、replivator(自己複製装置)!

NFTはERC-721規格で作られたスマートコントラクトですので、プログラムを仕込むことも可能なんですね。

REPLICATOR」は、作品を自己複製するロジックがプログラミングされていて、複製タイミング・所有権ルール・複製される世代数・一定の回数以上複製されないようにする設定がコード化されています。
新たなNFTが生成されるごとに、元の作品と少しずつ違ったディテールを持つようにするアルゴリズムも組み込まれており、最終的に生成される数は75から300と予測されています。

なお、スマートコントラクトにより、複製されたNFTが二次販売される際にも価格の10%を製作者が受け取れるように設計されています。

「自己複製するNFT」4億円超で落札、老舗オークションハウス「フィリップス」
英老舗オークションハウス「フィリップス」が初めてNFT(非代替トークン)を取扱い、340万ドル(約3.7億円)で落札されたことがわかった。手数料も含めると販売額は約414万ドル(約4.5億円)となる。...



『当コンテンツはICO研究室のサイトから情報の提供を受けています。更新情報がある場合がありますので、興味がある情報はICO研究室のサイトをご確認ください。https://bclj.info/