三菱UFJ信託銀行、円連動デジタル通貨を決済用に発行へ

三菱UFJ信託銀行が、日本円に連動するステーブルコイン型のデジタル通貨を発行します。
名称は「プログマコイン」で1プログマコイン=1円、目的はデジタル証券の決済のためです。

不動産や株式をブロックチェーンなどを活用してデジタル化したデジタル証券は、小口で発行できたり即時発行できたりする利点があります。
しかし、取引は即時に完了するものの、現行制度上は資金決済まで2日ほど掛かってしまいます。
デジタル通貨の導入で即時決済を可能にすれば、証券売買のスピードが増して投資家の利便性が高まるのみならず、すべてがデジタル上で完結するため取引コストの圧縮にも繋がります。
現在、証券取引全体で年間数百億円規模のコストが掛かっていますが、取引額の最大1%分を削減できる可能性があります。

当面は小売店などでの利用はなく、デジタル証券の決済のみの方針です。
ただ、プラットフォームのプログマ(Progmat)は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)スマートコントラクトとの連携も想定し開発されているようです。
だとすれば、将来的には仮想通貨やNFT(非代替性トークン)の取引にも使われるかも知れませんね。

三菱UFJ信託銀行、ステーブルコイン型のデジタル通貨発行へ=報道

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