e-CNY(デジタル人民元)のテスト地域さらに拡大

北京五輪後も精力的に拡大を続けています。

e-CNY(デジタル人民元)のテスト地域が、11カ所から23ヵ所へと拡大します。
省・自治区で見ても、全31地域の約半分となる15地域に広がります。

中国では新型コロナによる厳重な封鎖措置が実施されている間の個人消費を活性化させる取り組みの一環として、e-CNYのエアドロップが頻繁に行われてきました。
e-CNYは消費財のほか、税金など各種料金の支払いにも利用できます。

進展として大きいのは、既存の電子商取引(EC)アプリへの組み込みです。
IT大手テンセント(騰訊)の通信アプリWeChat(ウィーチャット/微信)は全ての実証実験地域での対応を可能にしたほか、生活関連サービスの美団(メイトゥアン)のアプリでは今年(2022年)5月初めまでの実証実験で400万人以上が決済しました。

テストといってもウォレットの開設数は2021年末時点で2億6,100万人ですから、日本国内で円を使うよりも多くの人が既に使っているんですね。
取引額でも、1兆2,000千億円分(876億人民元)です。

中国人民銀行、e-CNYの配備を拡大

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