博報堂、HAKUHODO Blockchain Initiativeが「トークンコミュニティ・アナライザー」を開発

ICO研究室でもエアドロップ情報を掲載している「エアドロマニア」において、コミュニティ指数を出していますが、ICOトークンエコノミーにおいてコミュニティは重要で、ビットコインイーサリアムなどを始めとするメジャーコインと呼ばれるものは、優れたコミュニティが存在します。
エアドロマニアの掲載プロジェクトをモニタリングしていますが、素晴らしいアイデアでもコミュニティが育たないために、うまくいかないプロジェクトも多く、コミュニティの優劣がプロジェクトの成功を予測する重要な指数の一つであるとも言えます。
博報堂の発表した「トークンコミュニティ・アナライザー」では、コンディションとパワーという2つのカテゴリーの構成。
コンディション:活性度、形成度、成熟度、密度、拡大度
パワー:伝播力、拡散力、影響力、求心力、訴求力
による分析サービスのようです。
ICO研究室の指数はここまで詳しく収集解析出来ていませんが、おそらく「トークンコミュニティ・アナライザー」はbitkointalk、github、テレグラム、TwitterFacebook、Medium、NoteなどのSNSメディアの発言数や、フォロー話数の経過、その参加者の持つフォローワ数やショア属しているフォーラム数などを収集し解析していると思います。

ICO研究室でもコミュニティ度の重要性は理解していますので、一度使ってみたいツールと言えます。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP494976_V01C18A1000000/

『当コンテンツはICO研究室のサイトから情報の提供を受けています。更新情報がある場合がありますので、興味がある情報はICO研究室のサイトをご確認ください。
https://www.ico-japan.com/

ブロックチェーン先進国スイスに見るスタートアップ4社のビジネスモデル

日本でもブロックチェーンによるスタートアップが増えてきていますね。

スイスは国を挙げてブロックチェーンのグローバル・ハブになろうとしてるブロックチェーンの先進国のユニークなスタートアップを紹介しています。

スイスはブロックチェーンに関する法律、資金調達方法などあらゆる面でスタートアップ企業をサポートする環境が整っており、グローバル展開しているヨーロッパのフィンテック企業の推定10%が、スイスに拠点があると言われています。

今後、日本も規制が整備されると予測されますので、ブロックチェーンのサービスでのスタートアップを考えている人は、参考になる記事と言えます。

 

下記、「スイスで勃興するフィンテック4社、仮想通貨ICOで成功事例も」サイトからの要約

Splendit
https://www.splendit.ch/
学費を必要とする学生と個人投資家をつなぐP2P(個人間)学生ローンのオークションプラットフォーム。Splenditは両者の借入手続き、送金手続きも行う。

Proxeus
https://proxeus.com/ja/
ブロックチェーンWordPress」を目指し、誰にでも比較的安価にブロックチェーンベースのアプリケーションを開発できるツールを提供。
今年前半、ICOによって2500万ドル(約28億円)を資金調達。2018年のスイス・フィンテック賞(アーリーステージ部門)を受賞。

CashSentinel
https://www.cashsentinel.com/
Eコマースの決済サービスプロバイダ。エスクローエージェント(代金と商品の安全な交換を保証する第三者)とモバイルウォレットを掛け合わせたサービスを提供。
小切手や銀行口座振込の支払いが必要だった新古車の売買を劇的に効率化。
毎月何百万ユーロ相当の取引を処理している。

Foxstone
https://www.foxstone.ch/en/home-en/
土地や建物を売りたい人と投資家を結びつける不動産のクラウドファンディングプラットフォーム。不動産投資の民主化を目指しており、最低投資額を2万5000ドルと少額に抑えることで、より多くの人々に不動産投資の機会を提供。

 

スイスで勃興するフィンテック4社、仮想通貨ICOで成功事例も

https://www.excite.co.jp/news/article/ForbesJapan_23640/

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ロシア中銀による「仮想通貨版ルーブル」発行を検討 議会要人が発言 初の官製ステーブルコインなるか

仮想通貨は決済にはほとんど使われていないため、資産としての価値は認められつつありますが、通貨とは言えない状況です。

仮想通貨が決済で使われるようになると、クレジットカードよりも手数料が安く、電子マネーよりもグローバル市場でのスピーディな取扱が可能となり、新しいインフラストラクチャとなれば、流動性が高く経済が活性化するとも言われています。

決済として使われない理由はそのボラリティの高さ、トランザクションの遅さと言われているため、安定した仮想通貨として、ステーブルコインに注目が集まっています。

ステーブルコインはこの1年半の間に60近くにまで増えており、今後12を超えるステーブルコインが発行される予定です。

しかし、そのステーブルコインの多くは、法定通貨、金、石油などの価格とペッグ(連動)するように、スマートコントラクト上のアルゴリズムで決められているため、銀行に依存しない非中央集権的なものが多いのが現状です。

そのため、信用性に疑問を感じる人も多く、インフラストラクチャとして、決済を目指したステーブルコインには程遠いものと言えます。

そこで国によるステーブルコインの発行が有力されているのが、ロシア中銀による仮想通貨版ルーブル(クリプトルーブル)です。

仮想通貨版ルーブルは進展がないとの報道もありましたが、金融市場委員会のアクサコフ委員長によると、発行を検討しているようです。

国が発行するステーブルコインにはベネゼエラ政府が発行するペトロがありますが、経済危機を抱えた国が発行したステーブルコインと、G8に名前を連ねる経済的にすすんだロシアが発行するステーブルコインとでは、その影響力は大きく違うと言えるでしょう。

 

https://jp.cointelegraph.com/news/russian-state-duma-committee-considers-launch-of-central-bank-issued-stablecoin

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「経営者さえいらない会社」の足音が聞こえる〜ブロックチェーンが組織と個人にもたらす変化とは

ブロックチェーンという言葉を、聞いたことがない人は少なくなって来たように思います。

これからはインターネットが社会の基盤としていたるところに浸透したように、どうブロックチェーンを使っていくかを、国、自治体、企業、多くの人の経験やバックボーンから、考えていく段階でに来ています。

ICO研究室でも先々週の東京に続き、今週末に松山でブロックチェーン勉強会を開催しますが、今回のテーマはブロックチェーンによる社会的影響を考え、その先にあるサービスや社会をディスカッション形式で行なう予定です。

そこで今日の投稿は、ブロックチェーン技術が会社や組織にどのように影響を与え、未来の私たちの働き方がどう変わるのかについて、書いてみたいと思います。

ビットコインに次ぐ、時価総額二位のイーサリアムを支えるイーサリアム財団の意思決定は、いままでの会社のように、ヒエラルキー的な形ではありませんし、Googleのようにフラットな形とも違い、分散型だといいます。

最終的に成し遂げたいのは、プロジェクトの成功であるため、組織の中での解決ではなく、コミュニティの中で外部のブレーンを交えた中で解決を行なう。
「この問題があります、どうやって解決しましょう?」というのを、全部、組織の中で話し合うんじゃなくて、外に投げる。外に投げることで、いろんな意見が飛んでくる。そうしたいろんな意見の中でどれがベストかを決めるのも、みんなで決める。

イーサリアム財団では、誰かに任せるのではなく、全体に投げて全体が見守る方法で、問題提起をし、ソリューション提案、そして問題解決が、自動で回る分散型の仕組みによる意思決定を目指している模様。

そういった分散型社会構造で求められるスキルは、大企業にいるようなジェネラリストではなく、いますぐこの部分をなんとか出来るスペシャリストであり、そのスキルは研修ではなく、経験による積み重ねが必要となるとのこと。

インターネットの普及が始まり20年になり、世の中の社会構造や私達の働き方やライフスタイル、価値観は大きく変化しました。

今後、ブロックチェーンが普及していくことで、私達の働き方や価値観はまた大きく変わる時期に来ていると言えます。

 

https://mirai.doda.jp/series/interview/ayako_miyaguchi/

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分散取引所(DEX)の未来ををIDEXの規制当局対応で考えて見た

分散取引所の最大のメリットは、一般的な仮想通貨取引所のような中央集権的な形ではなく、非中央集権的でありため、セキュリティに強く、サーバダウンに対する対策コストも安く構築出来るところにあります。

KYC(個人情報本人確認)も、仮想通貨も収集しない方式でも、運営が可能漏えいリスクは少なくなります。

DEX、分散取引所のデメリットはKYCを収集しないことで、マネーロンダリングや脱税の可能性が高くなることではあります。

米国規制当局はIDEX分散取引所に対して、IPアドレスの制限とKYC(個人情報本人確認)の開示を求め、IDEX分散取引所はマネーロンダリングと制裁法を厳守するため、応じることになりました。

これにより他の分散取引所でもKYC(個人情報本人確認)を管理、開示する流れとなるのでしょうか?

「それだったら今までの取引所の方が手数料も安いし、セキュリティもしっかりしているし、イーサリアムベースじゃなくても取引できるので、分散取引所でなくてもいいじゃん!」とユーザはなってしまうと思います。

本来、仮想通貨は個人間の相対取引が基本でしたが、ユーザビリティの問題やウォレット保管のハードルなどから、取引所が主流となってきています。

 

https://news.bitcoin.com/decentralized-exchange-idex-to-introduce-full-kyc/

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仮想通貨による資金調達「ICO」、全面禁止は見送り 金融庁

日本のICO規制を検討する金融庁の研究会が、1日に行われ中国や韓国のように全面的に禁止するのではなく、法改正などで規制しながら、ベンチャー企業などの新たな資金調達手段として活用できるようにすることに合意しました。

今後、規制の詳細な枠組みを議論する予定で、資金調達額や投資額に上限を設けることや、ホワイトペーパーの公表ルール、評価する第三者の仕組みを検討することになります。

ICO研究室でもICOの評価基準を独自に決めていますが、評価基準を決めることはいいやり方だと思います。

この場合、ICO評価基準のブラッシュアップを定期的に行なう運用ルールが大事となります。

また、ホワイトペーパーのフォーマットを決めることが出来ると、評価しやすくなるので合わせて検討して、もらいたいものです。

今回の研究会はスイスのICO規制である、トークンの類型ごと規制する方法を参考にしたようなので、スイスの規制をモデルとした規制になってくれると期待したいです(^0^)

スイスはペイメントトークン、ユーテリティトークン、アセットトークンに分類されています。

・ペイメントトークン・・・決済用途

・ユーテリティトークン・・・サービス用途

・アセットトークン(セキュリティトークン?)・・・配当、利子用途

に分かれています。

実際の案件となるとどちらに属するのかで問題になりそうなのが、ユーテリティトークンかアセットトークンかの分類ですが、少しでも配当や利子が絡むものはアセットトークンに属することで解決しています。

配当や利子向けのアセットトークンは、ファンドや株式投資クラウドファンディングと同じ仕組みであるため、ファンドや株式投資クラウドファンディングの規制の枠組みでの法規制になると思われます。

 

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1811/02/news055.html

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ICO詐欺を防ぐリバーシブルICO(RICO)の可能性

新しい技術やサービスをトークンを用いて、今までにない資金調達法であるICOは、詐欺による被害のため、この半年で急激に調達額が小さくなっています。

仕組みとしては柔軟性も高く、優れている部分もあるため、法による規制やサンドボックスと呼ばれるコードによる規制、機能(ロックアップ)による実装の呼びかけなど、様々な方法で安全性を確保しようとしています。

イーサリアムの開発者ファビアン・フォゲルシュテラー氏は、投資家がICOプロジェクトのどの段階でも、投資を回収できるリバーシブルICO(RICO)を提案しています。

RICOはスマートコントラクトに書き込まれているため、トークンを送り返すだけで資金の引き出しが出来る。

確かにこの方法だと詐欺は起こりにくく、投資家はいつでも資金を引き出す可能性があるため、ICOプロジェクトへのコミットは直接的で、プロジェクトが頓挫していっても、投資金額を回収するリスクを減らすことができます。

ただ、本来の目的である資金調達からすると、不安定な資金調達となるため、ICOプロジェクト側からすると、銀行からの借り入れ、エンジェル投資家からの資金調達のサブ的な調達方法となりますので、メリットの少ない調達方法と言えそうです。

また、RICOによる資金調達は投資家優位となり、RICOによる投資家への対応コストが増加すると思われます。

ICOの安全性確保は、スマートコントラクトで調達した資金にロックをかけ、目標達成ごとに、投資家のアンロックによる資金の段階的支払いで実現するほうがよいように思います。

これERC規格で実装できれば、安全性が高まりいいと思うんですけどね。

 

https://www.coindesk.com/ethereums-token-standard-creator-wants-to-make-icos-reversible/

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