2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

世界的に金が不足しステーブルコインにも影響か

新型肺炎の感染拡大による需要の急増が原因で、世界的に現物の金(ゴールド)が不足しています。 株価が急落した際、仮想通貨と共に金の価格も下がっていましたが、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和を当面、無制限としたことなどを受けて上昇に…

南海の泡から生まれた公認会計士

金融商品取引法改正で電子記録移転権利が定義されるなど、暗号資産による資金調達(ICO)の法整備が進んできました。 法整備が行われる以前は、株式による資金調達も非常に投機的なものでした。 17世紀のイギリスは、度重なる戦争によって莫大な額の借金を負…

超高性能なマイニング機器で中国勢が優位に

中国の北京にあるマイニング機器の最大手・ビットメイン(Bitmain)から、2月に発表されていた最新モデル「Antminer S19/S19Pro」の販売が遂に開始され、即日、完売しました。 最初の販売は中国国内に限定されていたのですが、今後はグローバルに向けた販売…

ロシアの仮想通貨マイナーに思いがけない利益

3月上旬の金融パニックの一因は、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの追加減産の交渉決裂でした。 原油価格の急落を受けて、ロシアの通貨ルーブルも下落しています。 そんな中、ロシア国内の仮想通貨マイニング業者が思いがけず高い利益を上げています。 …

日通がブロックチェーンに1千億円を投じて輸送網を構築

日本通運が、最大1千億円を投じてブロックチェーンを利用した輸送網を構築します。 完成は2021年で、医薬品を皮切りにブランド品などへの応用も検討しています。 きっかけは2018年末に厚生労働省が発表した「医薬品の適正流通(GDP)ガイドライン」です。 こ…

ブロックチェーンが牛肉に付加価値を与える

アメリカ西部で、ブロックチェーン技術で牛肉に付加価値を与える取り組みが行われています。 ワイオミング州に拠点を置くビーフチェーン(BeefChain)は、畜産農家向けにUSDA(アメリカ農務省)認定のブロックチェーン技術を提供しています。 牛肉の価値を高…

新型肺炎で危機のイタリア赤十字が仮想通貨で募金活動

新型肺炎(COVID-19)が流行しているイタリアの赤十字が、仮想通貨での寄付を募るキャンペーンを3月12日に始めたところ、3日で当初の目標金額1万ユーロ(約129万円)を達成しました。 さらなる医療体制拡充のために、追加の募集も始めています。 イタリアで…

トヨタがブロックチェーン活用を実サービスレベルに強化

トヨタ自動車とトヨタファイナンシャルサービスが、ブロックチェーンの活用を本格化します。 2019年4月からトヨタグループ横断組織「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」が進めている実証実験は、グループ内外からの積極的な参加によって、車両とユーザーに関…

ブロックチェーンの標準化へ国際ネットワークが始動

ブロックチェーンの標準化に向けた国際ネットワーク・BGIN(Blockchain Governance Initiative Network/ビギン)が設立されました。 発起人には、日本の金融庁のほか、国際金融協会(IIF)、ビットコインやイーサリアムの開発者、大手仮想通貨取引所などが含…

ウイルスがもたらすチューリップと金融危機

もうすぐ色々な草木が開花の季節を迎えます。 4月が開花時期であるチューリップもその1つです。 世界初の金融バブルといわれているのが、オランダで起きた「チューリップバブル」です。 17世紀前半、ヨーロッパの貴族や資産家の間で、チューリップが観賞植物…

米防衛省請負の軍事大手が仮想通貨開発者を求人募集

世界最大の防衛請負業者の1つであるBAEシステムズ(BAE Systems)が、「仮想通貨開発者」の求人募集を行っています。 応募するには、楕円曲線アルゴリズムやゼロ知識証明などの専門知識、スマートコントラクトの脆弱性の分析や情報コミュニティの運用サポー…

プラットフォームビジネスにとっての破壊的技術

「プラットフォームビジネス」で、最初に思い付くものはなんでしょうか。 私にとっては、検索サイトです。 この記事の作成でも、何度も利用しています。 大手広告代理店電通のグループ会社である電通デジタルが、「ブロックチェーンの可能性 プラットフォー…

法改正で韓国の仮想通貨交換所の9割が消滅か

3月5日に韓国の国会で、仮想通貨交換所にライセンスを義務付けてアカウントも実名制とする、「特定の金融取引情報の報告と使用に関する法律改正案」が可決されました。 改正法は2021年3月に施行され、その後の半年間が猶予期間となります。 これまで規制がな…

新型肺炎と原油急落による金融パニックで仮想通貨市場崩壊

3月9日、株式市場が激しい売りに見舞われる中、仮想通貨市場も全面安となりました。 ビットコイン(BTC)は前週末終値から一時16.4%も下落し、2018年以来の大幅安となりました。 新型肺炎(COVID-19)の世界的な感染拡大を受け、各国で移動や入国の制限が行わ…

インドの10億人市場でプチ仮想通貨バブル

インドで、プチ仮想通貨バブルが起きています。 2018年にインドの中央銀行は、国内銀行が仮想通貨取引所にサービスを提供することを禁止しており、投資家の資金が入りづらくなっていました。 3月5日にインド最高裁がこの禁止令を違憲と判断したため、銀行と…

ウィキペディアは仮想通貨の導入に断固反対

ウェブ上の百科事典・ウィキペディア(Wikipedia)の創始者であるジミー・ウェールズは、ウィキペディアへのブロックチェーンや仮想通貨の導入に強く反対しています。 理由に挙げたのは、コンテンツの追加や編集、確認、添削をボランティアの専門家や愛好家…

新型マイニング機器はビットコイン半減期に間に合うか

2020年5月に予想されるビットコイン(BTC)の半減期に向け、2大マイニング機器メーカーによる競争が激化しています。 中国の北京にある仮想通貨採掘企業・ビットメイン(Bitmain)が2月27日に発表した最新モデルは、マイニングプールF2Poolの採掘収益指数に…

織田信長と通貨システムと価値観の創出

放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」に織田信長が登場しました。 信長は、経済をとても重視する戦国武将でした。 旗印のデザインにも貨幣「永楽銭」を使用していました。 戦国時代は通貨システムが非常に不安定でした。 多くの種類や低品質な通貨が混在してい…

合掌造り民宿の予約管理にブロックチェーンを導入

世界遺産である岐阜県白川郷の合掌造り集落が、ブロックチェーンを活用した民宿の予約システムを導入しました。 白川郷には国内外から年間170万人以上の観光客が訪れます。 合掌造りの民宿は外国人観光客からの人気が高いものの、予約が電話かFAXのみに限ら…