2021-01-01から1年間の記事一覧

2022年のブロックチェーン・仮想通貨の動向を予測

2021年は、これまで以上に人々がブロックチェーン技術の成長を目の当たりにした年だったと思います。 来年はどうなるのか――業界の専門家たちが、さまざまな未来を予想しています。 イーサリアム(ETH)の価格が、PoS(プルーフオブステーク)への移行により…

横浜ベイスターズがLINEブロックチェーンでNFT参入

プロ野球チーム・横浜DeNAベイスターズがデジタル動画の販売を開始しました。 埼玉西武ライオンズに続く、国内の主要プロ野球チームで2チーム目となるNFT事業への本格参入です。 NFT(非代替性トークン)を活用したデジタルムービーコレクション「PLAYBACK 9…

仮想通貨でお金の革命が起こるだろう、英中央銀行の見解

「仮想通貨の世界でプログラム可能なお金が使われ始めている。 この技術によってお金の機能に同じような革命が起こるだろう。」 〜イングランド銀行 カンリフ副総裁 イングランド銀行は、イギリスの中央銀行です。 イギリスは2019年のリブラ構想をきっかけと…

LINEが日本円で決済可能なNFTマーケットプレイスを

LINEが、NFT(非代替性トークン)の販売と取引を行えるマーケットプレイス「LINE NFT」の運営を始めます。 ――NFTの取引人口が一気に増えそうです! あなたが新しいサービスを始める時に心理的ハードルとなるのは、何でしょうか? 馴染みのない会社のサイトに…

米CIA長官が仮想通貨関連プロジェクトの存在を明かす

アメリカ中央情報局(CIA)のバーンズ長官が、前任者のもとで仮想通貨の情報収集に関するプロジェクトを開始していたことを明かしました。 詳細については語りませんでしたが、ランサムウェアを使用する犯罪グループの金融ネットワークに到達することを目指…

アメリカ下院議会のジョークから新たな仮想通貨が誕生

ハエを飲み込んだおばあさんが捕まえようとクモを飲み、そのクモを捕まえようと鳥を飲み、その鳥を捕まえようと猫を飲み…… アメリカの古い童歌が、アメリカ議会下院金融サービス委員会で持ち出されました。 仮想通貨の世界では、新しいコインが次々に生まれ…

仮想通貨取引所に上場する銘柄は、どう選ばれているのか

新たな仮想通貨が取引所に上場――というのを目にしますが、選ばれる基準は何なのでしょうか? 世界最大の取引所バイナンス(Binance)のジャオCEOが、基準についての情報を公開しました。 それによると―― ブロックチェーン上のアクティブなアドレス数、ソーシ…

春の革命、仮想通貨テザーをミャンマーの通貨に指定

ステーブルコインのテザー(USDT)をミャンマーの通貨に――! ミャンマーの亡命政府NUG(国家統一政府)の発表です。 NUGは、今年(2021年)2月の国軍によるクーデターで追放された市民政府の指導者と民主化運動グループの連合体です。 テザーを公式通貨とす…

ビットコインは総枚数の9割が発行済みに

あと10%―― ビットコイン(BTC)の供給量が、発行上限2,100万枚の90%に達しました。 ビットコインが最初にマイニングされてから12年での到達です。 残るは10%だけですが、マイニング状況や新規に発行される量から計算すると発行し終えるのは、かなり先の21…

Adobeとマーケットプレイス提携でNFTの権利を保護

作品の本当の作者は私です―― 画像加工ツール「Photoshop」で制作する作品に、ユーザーのSNSプロフィールや仮想通貨ウォレットのアドレスを紐づけることが可能になりました。 ソフトウェア会社Adobe(アドビ)は、Twitter(ツイッター)やThe New York Times…

国内最大のスーパーマーケットで使えたら仮想通貨は広まる?

東欧のクロアチア最大のスーパーマーケットチェーンKonzum(コンズム)が、ビットコイン(BTC)など仮想通貨9銘柄による支払いに対応します。 仮想通貨が「通貨」として普及させるのであれば、たくさんの人に日常的に使われる必要があると思います。 Konzum…

半分になっていたビットコインのハッシュレートが元どおり

ビットコイン(BTC)のハッシュレートが、ついに今年(2021年)5月の水準まで回復しました。 ハッシュレートとは、ネットワークの演算能力を示す指標です。 5月まで中国が世界最大のマイニング拠点で、世界のハシュレートの71%を占めていました。 しかし、…

イーサリアムキラーはイーサリアムキラーではない!?

分散型金融(DeFi)、NFT(非代替性トークン)、スマートコントラクト市場――これらの隆盛によって、イーサリアム(ETH)は存在感を高めてきました。 しかし、イーサリアムもまた、対抗馬から追いかけられる存在です。 その対抗馬とは、今年(2021年)次々と…

メタバース先進国を目指して、メタバースの業界団体設立

今週中にも業界団体「日本メタバース協会」が発足します。 世界の動向を研究するほか、官公庁とのコミュニケーションを深めて日本企業がメタバース市場で活動しやすくなるよう地盤を固めていくための組織です。 つまり、情報集めが主な目的ということになり…

1万円以上のふるさと納税でNFTアートがもらえる

ふるさと納税の返礼がNFT(非代替性トークン)――? ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」の新型コロナで被害を受けた事業者や生産者を支援する新プロジェクトでは、寄付者にNFTアートが配布されます。 デザインはプロジェクトのオリジナルキャラクタ…

30ヵ国共同でランサムウェアのビジネスモデルを撲滅!

「データを盗んで暗号化した。復元して欲しければ連絡しろ。金を払わなければデータを公開する。」 先月(2021年10月)末、徳島県にある町立病院がランサムウェアによるサイバー攻撃を受け、8万5,000人分の電子カルテが閲覧できなくなりました。 支払い要求…

仮想と現実?仮想通貨トレーダーに人気の金属キューブ

仮想通貨トレーダーの間で、なぜかタングステン製キューブを買う動きが盛り上がりを見せています。 ただの金属の立方体なのですが、タングステンは人間が安全に触ることのできる中では特に重い元素です。 金属ということで鉄の塊を思い浮かべるかも知れませ…

今年度内に日本円デジタル通貨の概念実証が開始

日本円のデジタル通貨の概念実証(PoC)を今年度内(2021年度)に開始! 3大メガバンクやNTTなど74団体が参加しているデジタル通貨フォーラムの発表です。 デジタル通貨フォーラムでは前身のデジタル通貨勉強会の頃よりデジタル通貨の実用化に取り組んできまし…

カリブ海の島国バルバドスがメタバースに大使館を建設

カリブ海に浮かぶ島国バルバドスが、新たな大使館を設立することを計画しています。 場所は――メタバース(仮想空間)!? 「Decentraland (ディセントラランド)」は、最も歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトです。 イーサリ…

仮想通貨の70%はゴミである?グッゲンハイムCIO

――あなたは多いと思いますか?少ないと思いますか? 資産運用会社グッゲンハイムパートナーズのマイナード最高投資責任者(CIO)は、「仮想通貨の70%はゴミであり、消え失せるだろう」と語っています。 1990年代後半のインターネットバブルと同じように、仮…

SECのせいでリップル(XRP)はイーサリアムに負けた?

イーサリアム(ETH)が時価総額第2位の仮想通貨になったのは、規制当局による有利な扱いのため―― RippleLabs(リップル社)のガーリングハウスCEOの主張です。 アメリカ証券取引委員会(SEC)は、仮想通貨リップル(XRP)が未登録の有価証券であるとして訴追…

中国マクドナルド31周年記念にNFT発行、その規制事情は

中国マクドナルドは、中国進出31周年を迎えた記念品として、NFT(非代替性トークン)188個をリリースしました。 上海にある新本社ビルの形状を反映したデジタル作品「Big Mac Rubik’s Cube」は、従業員や消費者へのプレゼントとして配布されました。 仮想通…

ラティオ3年ぶりの胸スポンサーは仮想通貨取引所バイナンス

イタリアのセリアAに所属する名門サッカークラブ・ラツィオの3シーズンぶりのメインスポンサーが仮想通貨取引所バイナンスに決まりました。 大手取引所であるバイナンスは、世界各地のいわば法令の未開拓領域で業績を伸ばしてきました。 しかし、マネーロン…

みずほ銀行と丸紅、ブロックチェーンで取引先へ早期資金化

また大河ドラマ「青天を衝け」の話か、と思うかも知れませんが―― 昨日(2021年10月25日)の第32回「栄一、銀行を作る」では、第一国立銀行の創立が描かれました。 みずほ銀行の前身です。 そのみずほ銀行と総合商社の丸紅は、丸紅の取引先である電気自動車用…

GPUは皆が購入できるもの、インテルはマイニング制限せず

24年ぶりの本格的なゲーム向けGPU―― 半導体大手インテルが2022年初めから高性能画像処理装置(GPU)の新たなブランドを展開しますが、仮想通貨マイニングへの機能制限は付けないようです。 ライバルであるNVIDIA(エヌビディア)は、ゲーマー向けに製品を提…

NFTでダンスが変わる可能性、世界初のダンスアート作品

世界初のダンスパフォーマンスアート作品が、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスOpenSea(オープンシー)で販売されました。 あらゆるものがNFT化する流れの中で、その1つに過ぎない――とは言い切れません! 中学校でダンスが必修化されたり、パリ五…

ついに米初ビットコイン先物ETF開始、初日で1100億円

ProShares(プロシェアーズ)社の仮想通貨ビットコイン先物ETF「BITO」が、ニューヨーク証券取引所で取引を開始しました。 アメリカで初めて実現したビットコインの上場投資信託です。 ビットコインETFがSEC(アメリカ証券取引委員会)に間もなく承認される…

仮想通貨が規制される理由をサブプライムローンで考えてみた

また、SEC(アメリカ証券取引委員会)の話題――? 仮想通貨への規制を強化しようとする各国の規制当局の動きをニュースで取り上げる頻度が、上がったような気がします。 5年前の1兆8,000億円から260兆円にまで急拡大したことが仮想通貨が目を引く要因なのでし…

アメリカがビットコイン採掘国1位に、中国の禁止を受け

あなたの予想どおりでしょうか――? 中国が仮想通貨マイニング(採掘)を禁止したことにより、採掘シェアは激変しました。 イギリスのケンブリッジ大学の分析結果によると、中国のハッシュレートは0%(!)となり、新たに世界最大のビットコイン採掘国となっ…

DeFiが100億円を誤送金、受け取った人はどうする

人気のDeFi(分散型金融)プラットフォームCompound(コンパウンド)で、報酬を分配するプログラムのバグで莫大な金額を複数のユーザーに誤入金してしまいました。 その総額は――約100億円! 敵対的な変更への対策として、7日間のガバナンスプロセスを経ない…