仮想通貨でお金の革命が起こるだろう、英中央銀行の見解

「仮想通貨の世界でプログラム可能なお金が使われ始めている。
この技術によってお金の機能に同じような革命が起こるだろう。」
イングランド銀行 カンリフ副総裁

イングランド銀行は、イギリスの中央銀行です。
イギリスは2019年のリブラ構想をきっかけとして、主要国の中でも先陣を切って中央銀行デジタル通貨(CBDC)に前向きな検討を進めてきました。
背景となっているのは、イギリスでの現金の使用が急速に減少していることです。
新型コロナに伴って現金に直接触るのを避けたがるようになったことも、この動きを加速させました。

カンリフ副総裁は、非常に慎重な仮定として、銀行預金の20%が銀行システムからCBDCに移行する可能性があるという見方を示しています。
非常に慎重な仮定でも20%も流出するんですね……。

イングランド銀行は当初、CBDCへの一本化を考えていたものの、国内からの「CBDC以外の決済イノベーションにも価値があり、多様な参加者による競争的な環境が望ましい」との声で、ステーブルコインなども含めて広くデジタルマネーの規制の整備をしていく方向に舵を切ったようです。

これからの舵取りは?――イギリスのちょっと先の未来は、私たちのもうちょっと先の未来でもありそうです。

英中央銀行の副総裁、CBDCはお金の革命になるとコメント

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