ジャマイカ中央銀行がCBDCの10万人エアドロップ計画

「No cash, no problem.」
〜公式キャッチフレーズ

カリブ海に浮かぶ島国ジャマイカで、中央銀行デジタル通貨(CBDC)Jam-Dexが導入されます。
利用するジャマイカ国民の先着10万人には、2,500ジャマイカドル(2,000円)が無償でエアドロップされます。

ジャマイカ国民の17%が銀行口座を持っておらず、この状態が続けばコストと時間の両面で負担がかかるため、そういった低・中所得の国民を国の銀行システムに参加させるきっかけになるものと期待されています。
数回にわたり行われたデジタル人民元(e-CNY)の実証実験でも同じく10万人にエアドロップが行われましたが、ジャマイカの人口は中国よりはるかに少ない300万人ですから、影響も大きいですよね。
デジタル人民元は民間の決済手段先を越されたこともあって普及させるのに苦労しているようですが、Jam-Dexは規模の小ささが普及には追い風です。

流通するジャマイカドルの5%をJam-Dexに置き換える計画です。

ジャマイカの中銀デジタル通貨、今後数ヶ月で全国展開か | あたらしい経済
ジャマイカで、今年の第1四半期内に中央銀行デジタル通貨(CBDC)が発行される可能性があることが分かった。同国の中央銀行の関係者がロイターへ語った。 ジャマイカ銀行は昨年12月末にCBDC発行のパイロットプロジェクトの完了を発表していた。...



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