日本銀行がデジタル通貨の制度設計を民間実務家と議論へ

テーマは、セキュリティ、ユニバーサルアクセス、情報技術の標準化――
日本銀行が、中央銀行デジタル通貨(CBDC)についての民間の専門家との意見交換を目的としたフォーラムを6月に開催します。
デジタル社会における決済プラットフォームとして機能するCBDCは、まさに「技術の束」であり、日本銀行としては、民間部門、とりわけ一般事業会社が有する最新の技術やノウハウについて学習し、今後の実証実験や制度設計に活かしていくことが大切と考えています。

日銀は発行する計画はないとしていますが、実証実験と並行して制度設計面の検討も進めていく方針は示しています。
フォーラムもその一環で、今後も複数回にわたって開催して議論を深めていくとしています。
計画はないとしつつも、取り組みがどんどん加速してきてますね。

黒田総裁も財政金融委員会での質疑でデジタル通貨が法的確実性・健全なガバナンス・オペレーションの頑健性・サイバー耐性を備えれば便利な決済手段になり得るという見解は示しています。
やることが決まったら、そこからは堰を開けば水が流れ出すように一気に進みそうです。
いつ日銀がデジタル通貨の堰を開くのか、その動きに注視していないといけませんね。

日銀、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関するフォーラムを6月開催へ
日本銀行は、CBDC(中央銀行デジタル通貨)についての意見交換を目的としたフォーラムを開催すると発表した。オンラインでの開催を6月11日に予定し、6月4日まで傍聴希望者を募集している。...



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