三菱UFJ信託などが日本酒トークンの発行を目指す

三菱UFJ信託銀行が主催するデジタルアセット共創コンソーシアム(DCC)が、世界初の日本酒トークン発行を目指しています。

日本酒トークンは「トレーサブルNFT」として発行されます。
トレーサブルNFTとは、三菱UFJ信託銀行が開発したデジタルアセットの発行・管理基盤「Progmat(プログマ)」とSBIトレーサビリティが提供するトレーサビリティ基盤「SHIMENAWA(しめなわ)」を組み合わせ、現実社会における特定の商品(リアルアセット)に関する権利と明確に紐づけられたNFT(非代替性トークン)です。

ワインウイスキーなどと同じグローバル市場で勝負していくためには、日本酒が軽視してきた時間で醸成される厚みに関する価値基準を明確にすると共に、古酒や熟成酒に挑戦するための資金調達手段、日本酒ならではの新たな価値創造も必要になります。
2023年内の実現を目標とすると共に、日本酒以外への活用も目指します。

でも、なぜ日本酒なのでしょうか――?

利益分配が生じる資産だと、有価証券であるセキュリティトークン(デジタル証券)として金融商品取引法等の規制の対象となります。
その場合、届出書の作成や報告書による継続開示等が必要になりますが、対応に要するコストを賄えるのは一定規模以上の案件に限られます。
日本酒のような物理的な資産の所有権や利用権を表すだけのトークンであれば、セキュリティトークンではなくユーティリティトークン(つまりNFT)としてトークン化することも可能なのです。

コストの問題もなく取引安全性が担保され、物理的なアセット以上の流動性(入手や売買取引のし易さ)を手に入れることが可能になる小規模資産のトークン化は、大きな波及効果を生むかも知れません。

世界初「日本酒トークン」発行に向けた共同検討を開始:三菱UFJ信託とSBIトレーサビリティ | coindesk JAPAN | コインデスク・ジャパン
三菱UFJ信託銀行とSBIトレーサビリティ株式会社は1月31日、三菱UFJ信託銀行が主催する「デジタルアセット共創コンソーシアム(DCC)」において、個々の商品などとの明確な紐づけが可能で、「本物」であること明示できる「トレーサブルNFT」の基盤づくりと、...



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