ロシアのインターネット遮断でビットコインは分裂するの?

ロシアが国外とのインターネット接続を遮断する、あるいはロシアを国際的なインターネット接続から遮断するという話が一部にあります。
そうなればビットコイン(BTC)も分裂してしまうのか――そういった話まで出ていますが、実際に行われたらどうなるのでしょうか?

ビットコインのネットワークはP2P型で、それぞれのノードがトランザクションを周りのノードに伝達するという形でネットワーク全体が同期しています。
そのネットワークが2つの集合に分断されても、それを跨ぐノードが1つでも現れれば1つに戻ります。
その際に、時間の経過によって異なるチェーンが連なっている場合は、よりPoW(プルーフオブワーク)を重ねた方が正当なものとして、もう一方は巻き戻されます。

巻き戻される側はマイナーの採掘が無駄になり、入金を処理した取引所は損害を被ってしまいます。
そのため、活動を停止するか、自発的に世界標準の方に接続することが必要になります。
現実的には、隣国のSIMカードでインターネット接続する人もいるでしょうし、そもそもビットコインノード同士の通信はインターネット経由でなくても可能ですから、完全に分断されてしまうことにはならないと思います。

結論:仕組み上も利用者の都合からいっても、まずあり得ません。

インターネットの遮断でビットコインは分裂するのか?
数日前、ツイッター上にロシアが国内外のインターネット接続を遮断するというデマが流れました。...



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