今年度内に日本円デジタル通貨の概念実証が開始

日本円のデジタル通貨の概念実証(PoC)を今年度内(2021年度)に開始!
3大メガバンクやNTTなど74団体が参加しているデジタル通貨フォーラムの発表です。

デジタル通貨フォーラムでは前身のデジタル通貨勉強会の頃よりデジタル通貨の実用化に取り組んできました。
活用すれば決済や送金をどのくらい効率化できるかなどを実証し、その結果を踏まえてデジタル通貨「DCJPY(仮称)」の2022年度中の実用化を目指しています。

この取り組みには、オブザーバーとして金融庁総務省財務省経済産業省日本銀行も参加しています。
となると、中央銀行デジタル通貨(CBDC)との関係がどうなるのかが気になりますが、日銀は研究や概念実証を行いつつも現時点で発行する計画はないとの姿勢は変えていません。
それどころか10月には、発行しない選択肢もあるとの考えを示唆しています。
「CBDCを発行するということが大きな決断であると同時に、世界各国で真剣な検討が進む中で発行しないということも大きな決断になってきています。
そして、発行しないのであれば、どうやってデジタル社会にふさわしい決済システムを構築していくか、考えなければなりません。
いずれにしても現状維持はあり得ません。」
〜日銀 内田理事

現状維持だけはあり得ないということですが――この民間デジタル通貨がどれだけ実用性の高いものになるか、それ次第ということかも知れませんね。

日本円のデジタル通貨、今年度内に概念実証開始へ

『当コンテンツはICO研究室のサイトから情報の提供を受けています。更新情報がある場合がありますので、興味がある情報はICO研究室のサイトをご確認ください。https://bclj.info/