春の革命、仮想通貨テザーをミャンマーの通貨に指定

ステーブルコインのテザー(USDT)ミャンマーの通貨に――!

ミャンマーの亡命政府NUG(国家統一政府)の発表です。

NUGは、今年(2021年)2月の国軍によるクーデターで追放された市民政府の指導者と民主化運動グループの連合体です。
テザーを公式通貨とするのは、プライバシーに関する懸念と現政権による資金の差し押さえがきっかけです。
現在、NUGは政権に就いていませんから、ミャンマー国民に直ちに浸透するとは思えないものの、軍が政権を掌握してから法定通貨チャットの下落が続いてますからね……。

NUGをミャンマーの正式な政府として承認しているのはフランス上院と欧州議会ぐらいで、アメリカは静観しています。
アメリカ政府はステーブルコインの規制を厳格化しようとしていますから、ドル連動型ステーブルコインを通貨とすることは、後々の問題になる可能性もありそうです。
そもそもミャンマーではクーデター前にすべての仮想通貨を禁止していますから、国際問題以前に国内の整合性にも問題があるような……。
資金調達が急務とはいえ、あまりに粗が目立つと内外からの信用の獲得はおぼつかないと思いますよ。

ミャンマー「影の政府」、テザーを公式通貨として採用

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