=?ISO-2022-JP?B?GyRCJTklPyVQJE41UiRIJTMhPCVSITxGJkdAMkgkcjdSJDAlViVtJUMlLyVBJSchPCVzGyhC?=

世界最大手のコーヒーチェーン店スターバックスは、マイクロソフト社と提携してブロックチェーンによるコーヒー豆サプライチェーンの追跡に取り組んできました。
このシステムを一般消費者も利用できるようになりました。

アメリカのスターバックス店舗で販売されているコーヒー豆のパッケージに記載されたコードを専用サイトで入力すると、生産地から焙煎所に至るまでの情報を入手することができます。
逆に、生産農家が自分たちのコーヒー豆が最終的にどこに辿り着いたのかを知ることもできます。

年間38万以上の農園から豆を調達している同社にとって、追跡のためのネットワーク作りは一朝一夕で行えるものではありません。
20年近くにわたって蓄積してきた取引データに基づき、ブロックチェーン技術を活用して「コーヒー豆の旅路」のポイント毎に情報を記録・共有することで、サプライチェーンの透明化を達成することができたようです。
ただ、様々な農園で生産された豆がサプライチェーン上で混ざることもあり、生産者レベルまで遡っての追跡には、まだ多くの課題が残されています。
また、コーヒー豆商品にはシングル・オリジンからブレンドまで多様なものがあるため、追跡レベルも特定の生産者・施設を共有するローカルコミュニティ・生産地域・生産国と幅があります。

スターバックスの理念を支える取り組みの1つが、コーヒー豆の倫理的な調達です。
今後、生産者がコーヒー豆の流通経路に関する知識を得ることで、経済的な活路を探っていくことも可能になるかも知れません。

スターバックス、ブロックチェーン技術で消費者とコーヒー豆農家を繋ぐ

『当コンテンツはICO研究室のサイトから情報の提供を受けています。更新情報がある場合がありますので、興味がある情報はICO研究室のサイトをご確認ください。
https://www.ico-japan.com/