スマートコントラクトで有名なイーサリアムの規格と種類

ブロックチェーン技術が世の中を変えると言われ、数多くのブロックチェーン技術を使ったソリューションが出てきています。

その多くがブロックチェーン技術を拡張するスマートコントラクトを使ったもので、そのスマートコントラクトで最も有名なのがイーサリアムになります。

イーサリアムのスマートコントラクトにはERC20やERC223、ERC721があります。

利便性を高める目的で、スマートコントラクトの共通規格として「ERC20」が2015年に誕生しました。
ERC20は取引のなかでコントラクトに対応していないトークンが送金されてきた場合にトークンが消滅してしまう可能性があり、コントラクトに未対応トークンの送付でも、元の送り主に自動的に返金するという機能を実装したのがERC223です。

そして、2017年9月20日にERC721が誕生しました。
ERC721の誕生はスマートコントラクトの可能性とポテンシャルを新たに切り開いたとも言える規格です。

ERC721はNFT(Non-Fungible Token、代替不可能なトークン)という、全く新しいタイプのトークンを扱えるところに特色があります。

代替不可能なトークンと言われてもピンとこないかも知れませんが、例えばアート作品やアンティーク品、土地や家や車などは代替不可能なものと言えます。

そのため、トークンが所有者名などのメタデータを持てるようになり、仮想空間上で猫を育成するゲーム「Crypto Kitties(クリプトキティーズ)」のようなことが出来るようになりました。

これはゲームデータをゲーム配信会社や開発会社からユーザの手に渡ることを意味し、ユーザは半永久的にゲームをおこなうことが出来る可能性を手に入れたことになります。

それ以外にもERC721は、メタデータ著作権名、著作物の保管場所、著作権の認証日などのデータを登録することで、権利関係を明確にすることが可能になります。
これは改ざん不可能性を法的根拠として活用できるため、公証人役場のようなことがERC721上で出来てしまうことを意味します。

コンサートチケットにおいてはどうでしょうか?

コンサートは日付、場所、アーティスト、指定された座席という代替不可能な情報を含んでいるため、ERC721のNFTにおける発行機能を用いてチケット発行することで、ダフ屋やアンダーグラウンドなチケット転売を一層できそうです。

代替不可能なもののに関するビジネスは数多く存在しているため、ERC721はものすごいビジネスとしてのポテンシャルを持っていると言えそうです。

イーサリアムのスマートコントラクトは事例も多く便利ですが、ERC721はイーサリアムに依存すること忘れてはなりません。

イーサリアムの利点、欠点も引き継ぎます。

スマートコントラクトの機能を持っているのは、イーサリアムだけではありません。

カルダノやNEOなども持っています。

開発用途に応じて、開発環境、送金スピード、コンセンサス方式、セキリティなどを考慮し、選択するようにしたいものですね。

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