イーサリアム・スマートコントラクト規格ERCまとめ

Dappsの開発やICOなどのトークン開発にもっとも使用されているのが、イーサリアムのスマートコントラクトで、プロジェクトの約83%にも及びます。
このスマートコントラクトは個別の開発者に委ねられていて、相互性がなく多くの問題を抱えていました。
インターネットのRFCにならって、ユーザーフレンドリーなロジックと単純化さてた規格されたのがERCです。
このERCの規格のおかげで多くの開発者がイーサリアムブロックチェーンに基づくスマートコントラクトを作成し、独自のトークンを公開できるようになりました。

 

ERCの種類

ERC20(標準トークン):スマートコントラクトを規格化した初めてERC。
ERC20規格は開発されるコインの作成と運用に関するルールを記述。
6つの主な関数が採用されたことで、コードが統一されており。さまざまなプラットフォームへの統合が単純化されています。
6つの関数
・コインの総量
・特定アドレスの残高に存在するコイン数
・プライマリアドレスから個人ユーザやICO参加者のアドレスへとトークンを送信する関数
・ユーザー間でトークンを送信する関数
・資金の引き出しが可能なスマートコントラクトでトークン残高を確認する関数
・送信者が送信のトランザクションを完了するに必要トークンを保有し確保する関数

 

ERC223(標準トークン):ERC20における脆弱性を解消。
新しい2つの追加関数
・古いtransfer関数とtransferFrom関数に変えた新しいtransfer関数
送信先スマートコントラクト用のtokenFallBack関数(送信されるコインの決定)

 

ERC721(回収可能トークン):Non-Fungible Tokenの実装、クリプトキティーズ。
NFT(Non-Fungible Token)の機能により、所有権や取引履歴を記録することができるようになり、それぞれのトークンが固有の希少性や独自性などを持つことが可能。
Dapps、特にゲームデータやチケットのトークン化などの用途で使用。

 

ERC827(標準トークン):新たなERC20。
ブロックチェーンの安全性と信頼性を変えず、ブローカーや代行業者の第三者がプライベートキーへのアクセス権なしでトランザクションの検証が可能となる機能の追加。

 

ERC948(サブスクリプション向けトークン):一般消費者向け実業家にとっての楽園。
ソフトウェアや小売業で実証されてきた経済モデルであるサブスクリプション(定期購入)を構築できる規格。
ERC948を利用することで、サブスクリプション方式による経済モデルは、より広がりが生まれる。

 

ERC884(標準トークン):投資家向けホワイトリスト
トーク保有者を不可欠な要素として特定し、ホワイトリストに登録する。
デラウェア州の株主名簿でブロックチェーンの使用を正式に許可した一般会社法(DGCL)に基づき、デラウェア州内のあらゆる企業が発行するアセットのために作成した規格。
法案に準じるための規格は今後も出てきそうです。

 

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