ブロックチェーンによるサイバーセキュリティ強化、DNSをなくそう

ハッカーによる攻撃手段は、フィッシング、DDoS攻撃、乗っ取りなど多くの攻撃種類がありますが、改ざんできないメリットを持つ、ブロックチェーン技術によってセキュリティ強化の利用が始まっています。

例えば、DDoS攻撃はサーバ処理能力を上回る大量のパケットによる攻撃ですが、DDoS攻撃によってサーバがダウンすれば、多方面に被害が生じます。

身近なところではWebサイトが閲覧しづらいといったものなのですが、もしそれが通販サイトなら売買に影響してしまい収益機会が失われます。

また、DDoS攻撃を皮切りにシステムへ侵入されれば情報漏えいなど、より深刻な被害に陥る危険もあります。

最近ではマルウェアに感染した大量のネット接続機器(家電やルータ、プリンタなど)によって、史上最大規模と呼ばれるDDoS攻撃が発生してしまいましたので、今後IoT機器が増えることが予想されますのでDDoS攻撃が増々驚異となると思われます。

 

このDDos攻撃を防ぐ方法として、DNS情報をブロックチェーン技術により完全に分散し、多数のノードにコンテンツを配布する方法を取ることで、DDoS攻撃はほぼ不可能にできると言われています。

Blockstackというブロックチェーンスタートアッププロジェクトは、昨年末にICOで約60億円の資金調達したプロジェクトですが、このBlockstackのブロックチェーンネームシステム(BNS)を使えば、DDoS攻撃はなくなります。

また、同社の「OneName」を使えば、IDシステムをなくすばかりか、Blockstackで共有されるストレージまでもを非中央集権的に管理する試みが行われています。

https://tokeneconomy.co/breaking-down-blockstack-whitepaper-review-3c828788f3e9

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