日本円ステーブルコインGYEN、上場するも高騰!?

GMOインターネットGYEN(ジーエン)が、大手取引所Binance(バイナンス)で日本円連動型ステーブルコイン初の上場を果たしたものの取引停止となりました。
理由は価格の乱高下――って、ステーブルコインなのに!?

ステーブルコインの価格維持の方法の1つとして、価格が高い場合、発行元が1円(円連動型の場合)で売却し続けることで価格を下げます。
逆に価格が安い場合は、発行元が買い戻すことで価格を上げます。
ただし、日本国内では後者が許可されていないためこの方法は使えません。
そのため、GYENも日本円連動型でありながら国内では取引できないんですよね……。

1円になるように設計されているはずのGYENですが、一時100円を超える価格で約定、その後も価格が乱高下しました。
今回の場合、時価総額が約1億円と規模がまだ小さいため変動も大きく、上場直後の買いの集中に対応し切れなかったようです。

いきなり初手でつまづいてしまいましたが、送金スピード、手数料の低さ、日本円建取引をグローバルマーケットで取引したいユーザーにとっての利便性など、多くの利点があるのは確かですので、今後どうなっていくかに注目してます。

日本円の安定通貨、なぜ価格が乱高下? 専門家が10分で解説

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