半導体不足の悪影響は生活や健康にも!「産業のコメ」を守れ

半導体の供給不足の影響により、大手自動車メーカーが相次いで減産を発表しています。
世界で11兆円の売り上げを失うとの予想もあります。

自動車だけではありません。
半導体は多くの産業で用いられており、スマホ、エアコン、医療用の内視鏡など、生活環境や健康に直結するさまざまな製品にも影響が出かねない状況です。

そんな中で、半導体の偽物や粗悪品が横行し始めています。
不良品を市場に流通させたり設計図を盗んで悪用したりする事例が発生し、非正規品の流通金額は年8,200億円にも達しています。
さらに、廃棄された家電から回収した半導体を外観だけ整えていたり、大手メーカーのロゴを勝手に使ったりした半導体が主にインターネットサイトで販売され、そのままドライブレコーダー、美顔器、電子たばこなどに組み込んで製品化される事例すら出ています。
発火の恐れすらあり、私たちの安全を脅かしかねません。
半導体は今や人の生活そのもの。
ルイ・ヴィトンやグッチの偽物とは次元が違う。」
~SEMIジャパン浜島代表

国際団体SEMIは、数年内に業界共通の規格を策定してブロックチェーン上で半導体の生産・流通履歴を管理することを目指しています。
SEMIには2,000社以上が加盟していますから、成立すれば影響は大きいです。

「産業のコメ」といわれてきた半導体、その安全性をぜひ守ってほしいですね。

半導体の模倣品を排除せよ。国際業界団体がブロックチェーンで供給網を管理へ(ニュースイッチ) - Yahoo!ニュース
導体業界の国際団体SEMIが、半導体サプライチェーン(供給網)を管理する仕組み作りを急いでいる。模倣品の排除が目的。数年内にも業界共通の規格を策定し、ブロックチェーン(分散型台帳)で半導体の生産・流通履歴を管理できるようにする。"戦略物資"半導体の安定供給が各国政府の関心事となる中、供給網の透明性を確保する重要性が高まっている。...



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