ウィキペディアは仮想通貨の導入に断固反対

ウェブ上の百科事典・ウィキペディアWikipedia)の創始者であるジミー・ウェールズは、ウィキペディアへのブロックチェーンや仮想通貨の導入に強く反対しています。

理由に挙げたのは、コンテンツの追加や編集、確認、添削をボランティアの専門家や愛好家に頼っていることです。
ユーザーから作成者と編集者に仮想通貨で報奨を送金することが可能になれば、企業や利益団体がPRコンテンツのような偏った内容を掲載させやすくなるのを懸念しています。
また、お金(仮想通貨)を払わないと編集できない仕組みになれば、分散型であるウィキペディアが中央集権的になってしまうとも考えています。

ウェールズは、内容の良し悪しではなくクリック数が多いか少ないかで記事が評価されるような現状にも、危機感を露わにしています。

なお、ウィキペディアへの寄付は仮想通貨でも問題ないとのことで、2014年からビットコインでも受け付けています。

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