使われているビットコインは全流通量の19%

2020年6月までにマイニングされた全てのビットコイン(BTC)のうち、取引に利用されているのは19%だけです。

ブロックチェーン分析企業Chainalysis(チェイナリシス)が公開したデータによれば、総量1,860万BTCのうち、350万BTCだけが主に取引所間を頻繁に移動しており、取引に利用されていると考えられます。
約60%にあたる1,140BTCは何年も移動しておらず、BTCを「デジタルゴールド」と見なして価値の保存手段と考えている人が所有していると分析されています。

全体の20%にあたる370BTCは、5年以上全く動いていません。
Chainalysisでは、この分を長期保有されている物とは区別して「Lost Bitcoin(失われたビットコイン)」と名付けています。
……どれだけのビットコインが、本当に失われてしまっているのでしょうかね。

レポートでは、取引所への1回の入金額1万ドル(約107万円)をしきい値として、トレーダーを個人投資家機関投資家に分類しています。
これによれば、取引の96%は個人投資家によるものですが、金額だと85%が機関投資家によるものになります。

たった19%だけが動くビットコイン流動性をコントロールしているのは、たった4%の機関投資家ということになります。

トレードに利用されているのは全ビットコイン流通量の「19%」=Chainalysis

『当コンテンツはICO研究室のサイトから情報の提供を受けています。更新情報がある場合がありますので、興味がある情報はICO研究室のサイトをご確認ください。
https://www.ico-japan.com/