72倍になった押収されたビットコインの行方

フィンランド税関(Tulli)が、方針を決めかねています。

決めかねているのは、ビットコインの処理方法です。
2016年、麻薬密売人を逮捕した際に1,666BTC(当時8,900万円)を押収しました。
2018年にオークションで売却する計画を立てたものの、2年の間に価値が24億円まで高騰していたため、再び犯罪者の手に渡ることを懸念して取りやめました。
そして、直接売却するかブローカーを介して売るかで処理方法を検討しているうちに、64億円に高騰しました。

迷っているうちに、とうとう72倍に……。
うらやましい話ですが、いい加減に何とかした方がいいですよね。

世界的に仮想通貨を押収する事例が増えつつありますが、行政・立法機関側に知識を持った人が少なく扱いに困るケースは多いようです。
そのためアメリカでは、ブロックチェーン分析企業Chainalysis(チェイナリシス)が、押収した仮想通貨の保管・売却に対応するサービスを行っています。
「これ以上、保有していても何も状況は変わらない。
数ヵ月の間にできるだけ早く売却したい。」
フィンランド税関 ピルケン最高財務責任者

リトアニアは、国内の専門業者の知恵を借りるという策で、店頭取引によって7億9,500万円を手にしましたよ。

押収ビットコイン、80億円相当の売却検討=フィンランド税関

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