総額3億円!蘇州でデジタル人民元2回目の大規模実験

中国では、デジタル人民元(DCEP)の2回目の大規模な実証実験が行われています。
深センでの実験に続く今回は、上海に隣接する蘇州市が舞台です。
今回は、計2,000万元(3億円)分のデジタル人民元が、抽選で市民10万人に200元(3,000円)ずつ配布されました。
総額と人数は、深センの時の2倍です!

今回は小売店だけでなく新たにオンラインショッピング・プラットフォームでの決済も導入され、大手eコマース京東集団(JD.com)では開始から24時間で2万件の決済が行われました。
支払い完了までわずか約0.5秒――高速での決済も実現しています。

中国は、積極的ですが同時に慎重にテストを行っているようです。
その性質上、1度発行してしまえば問題が起こった時にユーザーからデジタル人民元を取り返したり禁止したりすることが難しく、敵対国からの攻撃にさらされるリスクもあるためです。
アメリカのような国は、中国の実験結果から学び、リスクを回避しようとしている。
大きく先行する中国の競争者はほぼいないため、発行を急ぐ必要はない。」
~金融アドバイス団体・デジタルルネサンス財団マネージングディレクター

G7(主要7ヵ国)各国も警戒を強めてはいますが、簡単に追いつけるものではありませんからね。
中国は、実用化までこのまま先行逃げ切りできるのでしょうか。

「0.5秒の高速決済」中国デジタル人民元の大規模実験、上海隣接の蘇州市ではじまる
中国・上海に隣接する蘇州市で、デジタル人民元(DCEP)の大規模な実証実験が始まった。深セン市でのテストに引き続き2度目となる今回は、新たにオンラインショッピング・プラットフォームでのDCEP決済も導入された。...



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