日本もこうなる?デジタル人民元を使ってみたらどうだったか

今年のお年玉は、デジタル人民元だったよ!
――そんな子もいるかも知れません。

デジタル人民元(DCEP)の3回目となる実証実験が、今日(2021年1月7日)から開始です。
1回目の実験場所だった深センで再び行われます。

総額2,000万元(3億円)が中国のお年玉に相当する「紅包(ホンバオ)」として、事前に深セン市の「新年のプレゼント」サイトに登録していた市民から抽選で10万人に配布されます。
1人あたり3,000円のお年玉ですね。

日本ではまだ発行計画はありませんが、将来に備えてシステム上での検証「概念実証フェーズ1」が今年中に行われます。
実験環境を作って、電子上で発行や流通などお金のやり取りをしても不具合が起きないか検証されます。
では、実際に使われるとどんな感じなのかというと――

昨年10月に同じ深センで行われた1回目の実験では、主に飲食店、地下鉄、ガソリンスタンド、スーパー、百貨店などで使われました。
決済方法は、ウォレットアプリを入れたICチップ搭載スマホを決済端末にかざすNFC決済が基本とされていたものの、協力店舗の多くが未対応であったため、QRコード決済が多く使われました。
アプリは商業銀行各社がそれぞれ開発したもので、開くと残高が表示され、上にスワイプすると支払い、下にスワイプすると受け取りができるようになっています。
スマホの操作に苦戦するお年寄りもいたものの、アプリの使い勝手は好評で追加チャージを行う人も多くいました。

――デジタル円が発行されれば、日本でも同じような光景が見られそうですね。

中国デジタル人民元の大規模実証実験、「春節」前の1月中旬より第3弾開始へ

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