トルコの仮想通貨取引所の出口詐欺容疑で懲役4万年求刑

最長40,564年の懲役刑を求刑――

トルコの仮想通貨取引所Thodex(トデックス)は、2021年4月に突然サービスを停止し、顧客が資金の引き出しやアカウントへのアクセスができなくなりました。
捜査によって、2020年の時点で既に外部へ不審な送金が行われていたことが突き止められています。
意図して行ったのであれば、出口詐欺(不正な企業などが何らかの口実で資金を集め持ち逃げする行為)です。

CEOを含む21人が起訴され、犯罪から得た3億5,000万トルコリラ(30億円)の没収と、「犯罪を目的とした組織の設立と運営」、「情報システムを利用した詐欺」、「経営者の行う詐欺」の3つの容疑による懲役が要求されています。
この合計が最長40,564年です。
28歳のCEOは逃走中で、国際刑事警察機構(ICPO/インターポール)からも国際指名手配されています。

仮想通貨関係のニュースでは思いがけないような大きな数字を目にすることがありますが、年数でこの数値は驚きますね。
トルコが全ての刑罰を合算する併科主義であるためで、日本の場合は最も重い刑罰の1.5倍が上限で、更に30年を超えると無期懲役になります。

なお、トルコでは仮想通貨を商品やサービスの決済手段として使用することは禁止されていますが取引や保有は可能であり、法整備も進んでいるところです。

出口詐欺容疑の仮想通貨取引所関係者ら、原告が累計4万年の懲役を求刑
トルコの原告団は、同国の暗号資産(仮想通貨)取引所Thodexの幹部21人に対して、最大40,564年の懲役刑を求刑した。現地メディアなどが報道した。 問題となっているThodexは、21年4月に突然サービスを停止。...



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