医療のDX化で情報管理にブロックチェーンが求められる理由

あなたの個人情報や健康データが漏洩して、社会的な損失や脅迫に繋がったらどうしますか?

多くの医療施設・システムでは、書類や一極集中型のコンピュータシステム上で患者データを一元的に管理しています。
今年(2021年)5月、アイルランドの医療サービス機関HSE(Health Service Executive)がランサムウェア攻撃を受け、機密医療情報や個人情報、さらには患者とのやり取りの詳細が盗まれネット上に公開されました。
医療サービスの正常化には膨大な時間がかかることとなり、一部地域で病院の予約件数が80%も減少しました。

コロナ禍によってデジタルトランスフォーメーション(DX)化の動きが加速しています。
しかし、医療データを一元的に管理するシステムにはセキュリティ上のリスクがあるため、デジタルトランスフォーメーションが進むにつれ、データ漏洩の発生件数は減少するどころか増加することが予測されています。

ブロックチェーン上に構築された分散型データ管理システムであれば、中央集権的なシステムと異なり、トラストレス(信用不要)で堅牢性が高く侵入が極めて困難です。
患者側がそのデジタルIDを持つことで、セキュリティと個人データの管理が担保されます。

医療分野におけるデジタルトランスフォーメーションは、システムの効率化だけでなく健康データの利用拡大にも繋がっています。
せっかく健康向上へ寄与するのですから、その情報も安心できる状態であってほしいですよね。

医療データ漏洩を分散型デジタルIDがどのように防ぐか|Ontology(オントロジー)寄稿

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