中国の規制でマイニング機器とハッシュパワーの行き先は

マイナーが向かうのは北米?中央アジア?それとも――

中国政府の仮想通貨マイニングへの取り締まりによって、その移転先が世界中で探されています。
仮想通貨マイニング企業Luxor(ルクソール)のハンセンCEOは、ハッシュレートの25%が北米に、25%が中央アジアに、15%がラテンアメリカに、10%がヨーロッパに移転して、残りは復帰しないと予想しています。
北米
強み:政情が安定している、法的枠組みが明確
弱み:コストが高い、中国からの輸入に追加の関税がかかる、建設の許認可に時間がかかる、輸送に時間がかかる
中央アジア
強み:コストが安い、輸送にかかる時間が短い
弱み:規制や法的手段が発展途上
ラテンアメリカ
強み:コストが安く既存のインフラも低コストで使える、技術者を招く許認可を得るのが容易
弱み:政情が不安定で電力供給にも影響

いずれの地域も一長一短があるため、1ヵ所に集中することはなさそうです。
でも、世界中にハッシュパワーが分散して特定の地域が大きな影響力を持たないのは、集中によるリスクを避けるというブロックチェーンの考え方からいっても良いことだと思いますけどね。

中国のマイナーが国を追い出されて向かう先 | coindesk JAPAN | コインデスク・ジャパン

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