仮想通貨を日常的に利用する国ランキング、上位は南アジア勢

1位ベトナム、2位インド、3位パキスタン――!

昨年(2020年)に引き続き、ブロックチェーン分析会社Chainalysis(チェイナリシス)が日常的に仮想通貨の使用が進んでいる国のランキングを発表しました。
昨年は1位ウクライナ、2位ロシア、3位ベネズエラでしたから、ベスト3の顔触れが全て入れ替わりました。

この指標は、草の根で人々がどのくらい盛んに取引しているかを探るために開発されたものです。
単純に取引量だけを見ると多額の仮想通貨を動かす機関投資家の多い国が上位になりますが、取引や貯蓄に関連するユースケースに焦点を当て、購買力平価(同一の商品の価格を基準にする、ビックマック指数が有名)を加味して調整しています。

新興市場では、多くの人が自国通貨の切り下げに備えた貯蓄の保護、資金の送受信、ビジネス取引を行うために仮想通貨を利用しています。
特に1位となったベトナムは、他の調査でも国民の関心の高さが示されており、20%が仮想通貨を使用または所有したことがあるという結果も出ています。
そのため7月には、仮想通貨に否定的だったベトナム国立銀行(SBV、ベトナム中央銀行)に対し、首相がブロックチェーン技術に基づく仮想通貨の試験プログラムを行うよう求めています。
「デジタルマネーは避けられないトレンド。」
ホーチミン経済大学イノベーション研究所フィン副所長

そして、その中心が東南アジアや南アジアというのが、今のトレンドです。

「日常的に仮想通貨を利用する国」ランキング2021 上位の国が変化

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