書籍の制作プロセスを垣間見る、校正刷りゲラ本をNFT販売

デジタル書籍の先駆けであるCD-ROM版「最新科学技術用語辞典」が刊行されたのは1985年――36年も前です。
しかし、画像や動画などと同じ創作物でも、書籍は昨今のNFT(非代替性トークン)によるデジタル資産ブームとは縁遠い印象です。

そう思っていたら、昨年(2020年)に刊行されていた書籍「ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す」(著:山口周)のNFTが販売されました。
マーケットプレイス・ユニマでオークション販売されたNFTは、再校ゲラ本です。

ゲラとは出版用語で校正刷りのことで、本来は表に出すものではありません。
書籍を制作する際に作家と編集者の間で赤字や鉛筆で修正を書き込みながら何度もやりとりされます。
つまり、どのような試行錯誤によって書籍が完成したのか、そのプロセスを見ることができるのです。

これはある意味、完成品よりも貴重ですし、NFT+書籍の選択肢の1つになるかも知れませんね。
これも「ビジネスの未来」――?

本のゲラがNFT、山口周ベストセラー『ビジネスの未来』の裏側が限られた読者の手へ | あたらしい経済

『当コンテンツはICO研究室のサイトから情報の提供を受けています。更新情報がある場合がありますので、興味がある情報はICO研究室のサイトをご確認ください。https://bclj.info/