ブロックチェーンで楽曲存在証明など、JASRAC次々と

デジタルを活用して、個人クリエーターの創作支援、海外楽曲の利用状況の把握、著作権使用料の分配適正化――
今月(2022年6月)以降、日本音楽著作権協会(JASRAC)が複数のデジタルサービスを順次展開していきます。
ブロックチェーンを活用した存在証明サービス
音楽クリエイター自身が作詞・作曲などを手がけた楽曲の音源ファイルに存在証明サービス「KENDRIX」でタイムスタンプを付与しておくことで、クリエイター本人になりすまして楽曲をアップロードするといった行為に対抗しやすくなります。
このサービスは個人で活動するクリエイターの利用を見込んでおり、非会員を含めて誰でも無料で利用できます。
海外楽曲の作品情報などを共有するサービス
韓国・台湾・東南アジアなどの音楽著作権管理事業者が、作品情報と配信事業者に登録されている音源情報をひも付けたデータセットを「GDSDXシステム」にアップロードしておくことで、管理事業者が検索・参照できるようにします。
これまで海外楽曲の作品情報データベースが十分整備されていなかった国や地域での著作権使用料の徴収漏れを減らします。
フィンガープリント技術の実用化
ライブハウスなどに設置した小型端末で、演奏や再生などによって流れている楽曲を自動で特定します。
施設内での演奏・再生楽曲を詳細に把握して集計することで、著作権使用料の精緻な分配を目指します。

JASRACですので当然といえば当然なのですが、いずれも作った人に適正な利益が分配されるようにする仕組みです。

JASRACがデジタルサービス続々、ブロックチェーン使う楽曲存在証明は6月開始
日本音楽著作権協会JASRAC)は2022年5月18日、複数のデジタルサービスを2022年6月以降に順次展開していくことを発表した。...



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