Uniswap初のガバナンス投票、意外な結果の理由は

今年(2020年)9月に独自のガバナンストークン「UNI」をローンチした分散型取引所Uniswapで、初めての提案に対するガバナンス投票が行われました。
投票でトークステークホルダーの総意を反映する意思決定は、株主総会のような性質を持ちます。
その結果は――

賛成:3,959万6,759票
反対:69万6,857票
→否決

賛成票が圧倒的に多かったにもかかわらず否決となったのは、必要条件である4,000万票に届かなかったためです。
あと約40万票でした。

皮肉なことに、否決されたのは必要条件のしきい値を3,000万票に下げる可否を問う内容でした。
提案したのは大手分散型P2PレンディングマーケットDharmaで、幅広いユーザー層が参加できるようにすることで、ガバナンスの活発化を図るためだと主張していました。
しかし、1,500万トークンを保有するDharmaが、同じく1,500万トークンを保有するシミュレーションプラットフォームGauntletと組むだけで新たな定足数を達成できることへの警戒から、棄権したユーザーも数多く存在したと推測されています。
「95%を超える支持にも関わらず、投票は失敗に終わった。」
~Dharma ホランダーCEO

「『君の投票など影響しない』と言われていたことの、まさに正反対のことが起こった。」
~反対派のコミュニティメンバー

DeFi最大手Uniswapで初のガバナンス投票、賛成多数も結果的に否決した理由

『当コンテンツはICO研究室のサイトから情報の提供を受けています。更新情報がある場合がありますので、興味がある情報はICO研究室のサイトをご確認ください。https://bclj.info/